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木原木山(中退)

1999年2月6日 日帰り 単独行 曇り

木原木山 きわなみやま(238.2m) 朝日連峰周辺(新潟県) 5万 塩野町 2.5万 越後門前
ガイド:無し

2月6日(土) 8:10 新潟発=(R.7、蓮野IC、R.113、荒井浜、R.345、神林、R.290、殿岡、指合 経由)=10:08 指合スキー場〜10:30 発―12:05 林道木原木線合流点〜12:26 発―12:58 指合スキー場=(村上、R.345、荒井浜、R.113、蓮野IC、R.7 経由)=18:30 新潟着

 木原木山は、岩船郡神林村の海岸平野部と山間部の境界の、石川左岸にある山である。最近ハイキングコースが整備されて訪れる人も多くなっている大平山への入口に位置している。この山の読み方は、コンサイス日本山名辞典には、「きわらぎやま」と書かれているが、村上の武田氏によれば、昔この山の麓まで波が来たというのが山名の由来で、「きわなみやま」と呼ぶという。
 本格的な降雪があり、道路にも雪が残った状態のため、道路の凍結が怖く、ゆっくりとした時間の出発になった。山にはかなりの新雪がありそうなため、標高もそれ程ない、木原木山に向かうことにした。木原木山の情報は、インターネットを通じて、村上の武田さんから教えてもらっていたのだが、出かける準備でプリントアウトを捜してもどこかにいったのか見つからなかった。山頂付近まで林道が延びているという記憶と、地図には山頂まで破線が延びていることで、安心して出かけたのだが、これが失敗の元であった。
 指合の集落の金剛院の先から、南に分かれる道に入ると、指合スキー場の下に出て、除雪もここまでになった。ロープトーが一台設けられているようであったが、営業はしておらず、人影は見あたらなかった。プレハブ小屋が、休憩所として設けられていた。林道歩きが続きそうなため、今回は、山スキーの歩きの練習として、スキーを履いてみることにした。谷間の奥に続く田圃に沿っての林道歩きが始まった。雪は重くて深く、スキーを前にずらす時に、意識してトップを浮かす必要があった。たいして進まないうちに汗が吹き出てきた。それでも、ワカンよりは楽なのだろうか。地図では、途中から、田圃のある左の谷間に方向を変えるようであった。田圃が現れたので、左の谷に入って、杉林の中をひと登りすると道が無くなった。稜線部に登ってあたりの様子を眺めて、道を間違えたのを知った。ひとつ手前の田圃で曲がってしまったのが原因であった。再び林道に戻ったものの、余計な歩きに体力をすっかり消耗してしまった。
 重い雪に耐えながら林道を進んでいくと、林道の分岐があり、道なりに左の谷に向かって進んだ。林道は、若い杉の植林地の中を、大きく曲がりながら上っていった。山頂を見上げるようになってきた所で、中腹を水平に走ってきた林道に飛び出した。山頂からの尾根は、右手に落ちてきており、そちらに少し進んでみたが、尾根への取り付き方が良く判らなかった。植林地の中を作業道らしき道が上がっていたが、ワカンに履き変えてみたものの、腰くらいまでもぐってしまい、今日のところは、ここまでで断念することにした。
 再び重い雪をかき分けて戻ると、指合スキー場では、親子連れが、スノーボードとソリで遊んでいた。子供連れなら、高いお金を払うスキー場よりも、これくらいの設備でも充分なのだが。
 後で武田さんの詳しい資料を見ると、林道合流点から山頂に向かって道が延びているようで、神納小学校で立てた案内看板もあるというが、雪の下であったのだろうか、見はしなかった。

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