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本田山(途中断念)

1996年3月9日 日帰り 単独行 時々雨

本田山 ほんだやま(125m) 五頭山塊周辺(新潟) 5万 新発田 2.5万 大王

ガイド:ふるさとの散歩道(新潟県観光協会)、新潟のハイキング(新潟日報事業社)

3月9日(土) 9:50 新潟発=(R.7、競馬場IC、豊栄、月岡温泉経由)=11:35 坊住堤―11:50 中峰自然環境保全地域湿原引き返し―12:05 坊住堤=(月岡温泉ほうづきの里で入浴後往路を戻る)=14:30 新潟着

 本田山は、昔から景勝豊かな町民の憩いの場としてしられ、家族連れでも気軽に登ることができ、見晴らしが良く、眼下には月岡の温泉街、ゴルフ場、また県下でも有数の米どころ蒲原平野、さらに天気の良い日には佐渡まで一望できると紹介されている。
 金曜の夜は、春の嵐のような風が吹き、遠出は諦めた。近くの日帰り温泉にでも行ってみようと思い、月岡温泉の観光案内を見ると、本田山というのがあった。低いけれども、天気の悪い日には、遊歩道も整備されていると書いてあるのがかえっていいかと考えた。ひとつ気になるのは、山頂がゴルフ場に囲まれている点であった。月岡温泉街手前にあるはずの登山口を捜したが、ゴルフ場とバイパス道の建設による立ち入り禁止によって見つからない。東に回って坊住堤から歩き出した。残雪におおわれた舗装道を登っていくと、ゴルフ場の下を横切るトンネルに出た。中に蛍光灯がともった長いトンネルを抜けると、山の間の窪地になって、残雪も多くなった。グズグズの雪に足を踏み抜きながら進むと、道の脇にロープが張られているのに出くわした。小さいながら湿原風の草原が現れ、そこには一周するように木道が敷かれていた。木道は腐って横木も抜けて、安全とは言えない状態であった。その先で笹や倒木が倒れ込んで残雪も多く、登山道上は完全に隠されてしまっていた。中峰自然環境保全地域という看板もあったが、遊歩道としてすでに放棄されているようにしか思えなかった。雪の完全に消えたシーズンにでももう一度確かめる必要があるようである。
 思わぬ敗退の後、本当はこれが目的の温泉に入った。月岡温泉は、歓楽街として有名であり、逆に純粋な温泉ファンには近より難かったが、日帰り温泉施設の「ほたるの里」によって、温泉を楽しみやすくなった。入浴料720円は少し高かったが、ヌルヌル感は高く、熱めの湯は効き目がありそうであった。

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