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角田山

1996年1月20日 日帰り 単独行 みぞれ

角田山 かくだやま(481m)二等三角点 西蒲原丘陵(新潟) 5万 弥彦 2.5万 角田山

ガイド:新潟ファミリー登山(新潟日報社)、新潟の山旅(新潟日報社)、越後の山旅上巻(富士波出版社)、山と渓谷93年2号

1月20日(土) 8:50 新潟発=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線 経由)=9:50 稲島登山口〜10:10 発―10:27 休憩所―10:40 不動の水場―10:43 尾根ベンチ―10:48 向陽観音堂―10:58 山頂―11:07 向陽観音堂―11:10 尾根ベンチ―11:17 不動の水場―11:29 休憩所―11:45 稲島登山口=(巻町 じょんのび館で入浴後、往路を戻る)=14:30 新潟着

 角田山は、年間を通して登ることのできる、新潟市周辺では貴重な足慣らしの山である。自然が良く保たれており、手頃に、登山の楽しみを味わうことができる。板  これで、6回目になり、毎年登っていることになる。虫の知らせによるものか、今週末の遠出を避けたところ、今朝は関東南部で雪が降っており、交通は混乱しているようである。家をでたものの、みぞれ混じりの雨が強くなってしまった。このような悪天候にもかかわらず、稲島の登山口駐車場は、八分程、車でうまっていた。雨が激しく、後部座席で、登山靴をはき、雨具、ロングスパッツを身に付けた。完全装備で、雪で一層おおわた登山道を歩きだした。何人もの登山客が下りてくるのに出合った。ほとんどが、傘に長靴、手ぶらといった格好であった。ゴアテックスの雨具などは数人で、中には、スキー場のビニールポンチョを着ている者もいた。時間からいっても、地元の常連のようであった。休憩所の先から急斜面の登りになるが、道が付け替えられたようで、以前よりも歩きやすくなっていた。雪の積もった階段登りは、足下に注意を払う必要があり、汗が吹き出てきた。いつものペースで登っていると、地元の老人に追い抜かれてしまった。急斜面の途中、不動像が祭られた下に、水道の蛇口の付けられた水場が設けられていた。以前にはあったのか、記憶には無い。尾根上に出た所のベンチからは、日本海の海原を眺めることができた。傾斜も緩やかになった登山道を、雪の感触を楽しみながら、山頂まで登った。山頂の登山者記帳ノートを見ると、昨日には41名、今日はすでに25名が登っていた。平日でも多くの登山者があることには、驚くばかりであった。頂上の休憩小屋をのぞくと、薪ストーブにあたりながら、8人程が休憩中であった。山頂の積雪は、三角点がかろうじて頭をのぞかせており、それ程多くはなかった。下山にかかると、水を含んだ雪が滑りやすく、ストックが頼りになった。登って来る者も絶えず、この時間は新潟市付近からでも来た者なのか、一応、山の格好を整えている者が多いのが面白かった。山頂までの往復に、それ程時間がかかったわけではないが、着ているものは汗で濡れて、体も冷え込んでしまった。次いで、今回の目的のひとつでもある、日帰り温泉「じょんのび館」にむかった。950円と少し高めではあったが、タオル、バスタオル、浴衣、ローッカーが料金内に含まれており、一日温泉を楽しむには、妥当な料金といえる。広い浴槽で、充分暖まることができた。露天風呂もあったが、みぞれの吹き込む中を、階下に下りるのは寒かった。

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