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飯縄山

1994年7月 2日 日帰り 単独行 雨

飯縄山 いいづなやま(1917m) 二等三角点 戸隠(長野) 5万 戸隠  2.5万 若槻

ガイド:日本300名山ガイド 西日本編(新ハイキング社)、山と高原地図「妙高・戸隠」(昭文社)

7月 2日(土) 4:30 新潟発=(北陸道、上越IC、R.18、柏原、中社 経由)=7:30 戸隠スキー場中社駐車場〜7:35 発―7:44 飯縄山登山口(西登山口)―8:11 萱ノ宮―8:56 一ノ鳥居園地分岐―9:05 飯縄神社―9:16 飯縄山頂〜9:25 発―10:05 瑪瑙山―10:48 戸隠スキー場下―11:30 戸隠スキー場中社駐車場=(往路を戻る)=13:50 新潟

 飯縄山は、戸隠山と向い合い、信仰の山として栄えた歴史を持つ。山名の由来となった飯砂は、土中に繁殖する菌類の一種で天狗の麦飯とも呼ばれ、修験者の食料になったと言われている。日本百名山の後書きで、上信越で惜しくも落選の山として、この山の名前も挙げられている。
 新潟方面も、梅雨本番になった。雨の中でも登ることのできる山ということで、この週末の山は飯縄山とした。戸隠神社の中社の先にある戸隠スキー場の駐車場から歩きだした。チビッコ忍者村というフィールドアスレチック施設を過ぎると、林道に車の進入防止の鎖が掛けられていた。登山道は、尾根を一定の傾斜で登り続ける、歩きやすい道であった。登山道を境に、右手は林が伐採されて草地になっていた。眺めは良いが、右手に残されたカラ松林を見ると、自然破壊が残念なことに思った。山頂の一角にある飯縄神社に到着するなり雨が降り始め、傘を取りだした。飯縄山頂に到着しても、眺めは無かった。下山路は、瑪瑙山コースをとることにした。瑪瑙山へは、眺めの良い尾根を下り、最低鞍部からもう一度登り返す必要があった。汗をかいてたどりついた瑪瑙山の反対側には、スキー場が広がっており、自然の中に浸っていたのが無理やり世俗社会に戻された気分がした。登山路は、ゲレンデの中に消えてしまい、滑走コースを戸隠山を正面に見ながら下った。スキーなら数分の所ではあるが、歩くとかなり時間がかかった。雨も本降りとなり、最後の車道歩きが長く感じた。


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