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角田山

1994年1月29日 日帰り 単独行 雪

角田山 かくだやま(481m)二等三角点 西蒲原丘陵(新潟) 5万 弥彦 2.5万 角田山

ガイド:新潟ファミリー登山(新潟日報社)、新潟の山旅(新潟日報社)、越後の山旅上巻(富士波出版社)、山と渓谷93年2号

1月29日(土) 8:40 新潟発=9:56 稲島登山口〜10:03 発―10:59 角田山山頂〜11:05 発―11:44 稲島登山口=13:15 新潟着


 今週始めには、新潟の平野部においても30センチ程の積雪があったが、昨晩より関東地方は雪となり、高速道は関東地方で閉鎖となった。雪のために新潟から出ることができなくなったため、足慣らしのホームゲレンデというべき角田山に出かけた。道路には昨夜来の雪が積もり、幹線道路でもノロノロ運転になっていた。稲島登山口の駐車場手前は坂になっているため、車で入れるか不安であったが、機械除雪がしてあった。駐車場には15台程の車がとめてあり、山に向かう登山客が数人準備していた。上下の雨具とスパッツに身をかため、雪の降りしきる中を出発した。積雪は1メートルは軽く越しているようであったが、踏み固められた道が付けられており、足はほとんどもぐらなかった。雪のない時の登りでも急斜面に苦しんたが、雪の上では足が滑りやすく、体力を余計に消耗した。稲島コースは、南面の谷合のコースなので、雪は静かに降ってきて、風がないため暖かった。汗がたちまち湧いてきて、中のフリースのジャケットを脱ぐことになった。下山してくる中高年の登山客にも度々すれ違った。長靴にステッキ代りの傘という格好の地元の登山客が、早いペースで登ってくるのには追い抜かれてしまった。尾根に出ると風が強くなり、雪が顔に痛かった。足を前に進めるのがやっとの疲労度になったところで、山頂に到着した。山頂広場は雪でおおわれ、山頂の避難小屋には人が休んでいるようであった。稲島コース以外の道は雪で閉ざされていた。雪の下の三角点を掘って探してみたが、見つからなかった。三角点の等級に疑問があったが、次回への宿題になった。下りは、新雪の上の方が歩きやすかった。降雪直後のため、凍結して滑ることはなかったが、残雪が凍ると急斜面を降りるのがやっかいになりそうであった。下山途中や駐車場での着替え中にも、多数の者が山に向かうのに出会った。小雪であった昨年2月の山とは大違いの雪山を楽しむことができた。しかし、大雪注意報発令の中、大勢の中高年ハイカーに出会ったのには、自分のことは棚に上げ、驚いた。

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