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乗鞍岳

1993年7月23日 日帰り グループ 晴

乗鞍岳 のりくらだけ(3026m)一等三角点補点 乗鞍岳(長野、岐阜)5万 乗鞍岳  2.5万 畳平

ガイド:アルペンガイド「上高地・槍・穂高」(山と渓谷社)、アルペンガイド「北アルプス」(山と渓谷社)、日本百名山登山案内(山と渓谷社)

7月23日(金) 5:20 白馬発=7:50 畳平〜8:05 発―8:40 肩ノ小屋―9:08 剣苺―10:02 発―10:27 肩ノ小屋―10:50 摩利支天岳―11:30 畳平=(大町山岳博物館見学)=16:00 白馬着

 乗鞍岳は、裾野を長く引き、北アルプスの中で最も大きな山容をもっている。古くは鞍ヶ嶺と呼ばれ、頂きがたるんで騎鞍(のりくら)の形をしていることから山名になったと言われている。信仰登山の対象とされてきたが、現在ではスカイラインを利用することによって容易に山頂に立つことのできる3000mとして人気が高い。
 医局旅行の際に、医局の同僚4人で登る。白馬のペンションに泊っていたことからすれば、白馬岳に登るべきであったのかもしれないが、今年は100名山にこだわることにしたので、日帰りできる乗鞍岳を選んだ。朝食に弁当をたのんだら、ボリュームのあるものであったので、コンビニでサンドイッチを買い、弁当は昼食にまわした。朝は唐松岳が良く見えたが、途中で小雨となった。白馬から乗鞍まではかなりの距離があった。乗鞍高原からは急なカーブが続き、後部の二人は車に酔ってしまい、車を利用しても3000m峰への道は遠かった。朝の畳平の駐車場は空いていた。山の上はガスがあがって、快晴となった。はじめは車道歩きとなるが、前夜の酒のせいか足は重かった。摩利支天の肩部に出ると、乗鞍岳と雪渓が目の前に広がった。雪渓では、夏スキーの真最中でポールが立ち並んでいた。肩ノ小屋から登山道となり、4人バラバラになって登る。権現池には雪渓が割れながら浮んでいた。一汗かいて剣苺の頂上の祠についた時には、前穂高が一瞬顔を出したが、遠くの山は雲で蔽われて見えなかった。山頂で記念写真と弁当となったが、その間も、他の登山客が陸続と登ってきた。小学校の団体が登って来て、1クラス毎に山頂で記念写真の撮影を始めた。9組も登ってくるとのことで下山することにした。1等三角点側の祠では、宮司がお守りを売っていた。下山途中、コロナ観測所のある摩利支天岳に寄ったが、この頃には、剣ヶ峰はガスでおおわれ始めた。畳平のお花畑は、ハクサンイチゲの盛りであった。簡単に登れる3000mであり、眺めも変化に富んでいたが、人出が多いのにはまいった。

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