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男体山

1993年6月27日 前夜発日帰り 単独行 雨

男体山 なんたいさん(2484m) 一等三角点本点  奥日光(栃木) 5万 日光、男体山  2.5万 男体山、中禅寺湖

ガイド:アルペンガイド「奥日光・足尾・那須」(山と渓谷社)、日本百名山登山案内(山と渓社)、東京周辺の山(山と渓谷社)、諸国名山案内「関東」(山と渓谷社)

6月26日(金) 21:45 新潟発= 6月27日(土) 6:30 二荒山神社中宮寺祠駐車場―6:41 二荒山神社―7:07 3合目―7:27 4合目―7:35 発―7:47 5合目―8:21 7合目―8:43 8合目―9:02 9合目―9:24 山頂〜9:40 発―10:55 志津小屋―11:30 太郎山分岐―12:05 水場〜12:15 発―13:04 三本松=13:48 バス発=14:30 中宮寺祠駐車場

 男体山は日光を代表する山としてのみならず、山岳宗教の霊山としても崇められている。勝道上人によって開山されたこの山は、二荒山神社所有の御神体となっており、補陀落山と呼ばれていたのが、ふだらく→ふたあら→二荒→日光と呼ばれるようになったと言われている。二荒山神社から登る時には、登拝料が必要になったり、登拝期間や門限が限られていたりする全国的にも珍しい山となっている。
 先日の飯豊で雪にはこりごりし、残雪の心配の無い山を選んだ。高速に乗るが疲れが出て、石打で仮眠し夜明けより走り始めた。金精峠の通過が6時となり、810円の料金を取られてしまった。中宮寺祠駐車場に車を置いて出発した。神社の拝観は8時からと書いてある門から中を覗くと、登山の姿を見て門を開けてくれた。登拝料として500円を払ったが、お守りをくれたのでそれほど損をした気にはならなかった。いきなりの急登が始まった。道は良く整備されているが、体が慣れていないので苦しい。先行の2グループは、2合目付近で早くも休憩し、追い抜くことになった。林道に出て、ようやく息を整えることができた。4合目で雨が降り始め、雨具を付けた。5合目付近よりガレ場の登りとなり、一歩ずつ耐えながら登り続けた。8合目付近で下山の単独行と擦れ違うが、神社の門を早朝に開けてもらったのか、裏から越してきたのか不明であった。山頂は風が冷たいが、雨は小降りになってきた。志津小屋への下りは、イワカガミが咲いて気持ちの良い山道であった。志津小屋は2階立ての立派な小屋であったが、中は団体が休憩しており混雑していた。志津小屋の水場は、地面に掘った池の溜まり水で飲む気にはなれないようなものであった。裏男体林道の歩きの2時間は長く感じ、オフロード車がほこりをまいあげ、足も痛くなった。夏の暑い最中にはとても歩く気がおきない道であった。途中ホースで水を引いた水場があり助かった。三本松は戦場繻エの観光客で一杯であった。中宮寺までのバスは、平均40分に1本程度の頻度であったが、バス代530円は高いと思った。

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