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蔵王・熊野岳

1993年6月9日 日帰り 単独行 曇

蔵王・熊野岳 ざおうくまのだけ(1841m) 測定点 1840.5m 二等三角点  蔵王連峰(山形)  5万 上山、白石  2.5万 蔵王山

ガイド:アルペンガイド「東北の山」(山と渓谷社)、諸国名山案内 東北(山と渓谷社)、日本百名山登山案内(山と渓谷社)、東北の山(東京新聞出版社)

6月9日(水) 4:45 新潟発=(小国、蔵王エコーライン経由)=8:15 刈田岳駐車場―熊野岳往復―10:00 刈田岳駐車場

 蔵王連峰も吾妻連峰と似て一頭他を抜きん出た峰はない。しかし、その最高峰である熊野岳は、信仰の対象の山としての歴史も有しており、蔵王連峰の主峰と呼んでさしつかえないであろう。熊野岳から下がった位置にある地蔵岳にはロープウェイがかかり、樹氷で名高い蔵王スキー場が広がっている。またその反対側の刈田岳には、蔵王エコーラインが通じて、噴火口が山上湖となった御釜見物の観光客で賑わいを見せている。これに対し、南蔵王には訪れる人の少ない静かな山が広がっている。
 皇太子の結婚の儀のため国民の祝日となったが、週の半ばで、遠くに出かける気にはなれず、かといって家にいればテレビを見て一日が終わってしまうので、比較的行きやすい蔵王に出かけた。早朝から、ラジオは、結婚の儀の中継を開始しており、山への行き帰りに聞かされることになった。さすがに観光客のまばらな刈田岳から、お釜を見物しながら山頂に向った。コース脇には冬期のスキーツアーの目印に、電柱状のポールが並んでいる。熊野岳からは、地蔵岳のロープウェイ山頂駅が、尾根伝いにすぐそばに見えた。お釜をを見降ろすガレ場で、風景を楽しみながら、弁当を食べた。登山客は3名のみで、帰るころには観光バスも上がってきていたが、観光客もあまり多くなかった。

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