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一切経山、吾妻小富士

1993年6月6日 日帰り 単独行 雨り

一切経山 いっさいきょうさん(1949m) 一等三角点本点
吾妻小富士 あずまこふじ(1707m) 測定点 (1705m) 三等三角点
  吾妻連峰(福島) 5万 福島、吾妻山 2.5万土湯温泉、吾妻山

ガイド:東北の山(山と渓谷社)、諸国名山案内 東北(山と渓谷社)、日本百名山登山案内(山と渓谷社)、東北の山(東京新聞出版社)

6月6日(日) 4:00 新潟発=(会津坂下、磐越道、磐梯経由)=7:15 浄土平(徒歩10分手前の無料駐車場)―8:15 一切経山―9:15 浄土平―9:50 姥ヶ原―東吾妻山20分程の地点から引き返し―10:20 姥ヶ原―10:50 浄土平―吾妻小富士往復

「一口に吾妻山と呼んでも、これほど茫漠としてつかみどころのない山もあるまい。」と深田百名山に述べられている。東吾妻山、中吾妻山、西吾妻山をはじめ、吾妻小富士、一切経山、東大巓、西大巓の峰々がひしめき合っているおり、代表に一つを選び難い。西吾妻山がこの連峰における最高峰であるが、空海が山中に一切経を埋めたことが山名の由来となった一切経山も主峰として崇められてきたという歴史を持っている。日本200名山では、選者はどの峰か決めかねているが、300名山では、結局、この二山がともに選ばれている。
 百名山の数をこなすために、新潟からは比較的近い吾妻山に出かけた。一切経山への登りから見る吾妻小富士の姿は、上に摺り鉢状の穴をあけた円錐形のみごとなものであったが、登るに連れてガスにより視界が閉ざされるようになった。山頂は、雨交じりの風が吹きつけ、ガスのため視界は全く利かず、早々に退散した。残雪の残るガレ場の下りで、酢ヶ平小屋への分岐が分らず、浄土平まで下ってしまい、再び姥ヶ原へ登りかえす。姥ヶ原の木道から分れて、東吾妻山に登りかけたが、登山道が残雪の中に消えてしまい、あきらめて引き返した。先行のグループも引き返した組のようであった。最後に観光客に交じって、吾妻小富士の山頂を一周した。登山客は50名程の団体を含めて多数いた。

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