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四阿山

1993年5月15日 前夜発日帰り 単独行 晴

四阿山 あずまやさん(2333m)測定点 上信(長野) 5万 須坂、上田 2.5万 四阿山、妻恋田代

ガイド:東京周辺の山(山と渓谷社)、百名山登山ガイド上(山と渓谷社)、諸国名山案内「上信越」(山と渓谷社)

5月14日(金) 21:25 新潟発=(北陸道、上越IC、須坂、R406、菅平経由)
5月15日(土) =2:30 鳥居峠  (車中泊)
5:32 発―6:27 林道終点 的岩分岐―7:30 あずまや(的岩コース合流点)―8:42 四阿山〜9:05 発―9:55 あずまや―11:20 林道終点 的岩分岐―12:04 鳥居峠

 菅平からペンション街を抜ける所で迷って時間をロスし、予想より遅い時間にようやく鳥居峠に到着する。鳥居峠のドライブインの駐車場には有料と掲示してあり、林道ゲイト前に車をとめる。夜になって気温が下がり、路面に流れた水が凍っている。朝は快晴となり、冷え込んで一面に霜が下りている。笹原の中を10センチ程も延びた霜柱を踏みながら登り始める。コースは、ガイドブックと違っていた。初め林道をまっすぐ四阿山に向かって登って行くと、登山道になった。的岩への分岐(一回目の分岐で、標識は立っているが、ササが深い)を越してしばらく行くと、右に分れたものと思われる林道に再び出てしまう。この林道を10分程歩いた所の林道終点が、的岩と右の尾根コースとの分岐となった。林道が昔の登山道を寸断したものと思われるが、指導標はなく不親切である。沢を渡って右の尾根に取り掛かると、植林地の登りになるが、道はササで覆われてコースに不安を憶える。稜線に出ると良い道が現れるが、再びササの中のジグザグの登りになる。的岩からのコースを合せたあずまやの先から残雪が現れ、林の中を頂上めざして見当をつけて登る。晴で頂上が見えていたため、コースを見定めることができ、また気持ちの余裕があって登ることができたが、ガスで視界がきかないようであったら、おそらく引き返したことと思う。頂上からは浅間の展望が印象的であった。山頂の木の枝には霧氷が付き、風が冷たい。根子岳は目の前であったが、一面の雪原が広がっており、今回は断念することにした。下りに的岩コースをとろうとして少し下ったが、林のなかでコースが雪の下に失われており、登り返して往路を戻ることにした。白砂糖をまぶしたような浅間を眺めながら、風当たりの弱い笹原に腰を降ろして昼食をとる。6グループ程が登っていたが、途中から先頭になってしまったため、残雪上でコースを見定めるのが、難しくもあり、面白くもあった。

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