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雲取山

1993年4月17日 前夜発日帰り 単独行 晴

雲取山 くもとりやま(2017m) 一等三角点補点 奥秩父(埼玉、山梨、東京)  5万 三峰  2.5万 雲取山、丹波

ガイド:諸国名山案内 関東(山と渓谷社)、関東百名山(山と渓谷社)、東京周辺の山(山と渓谷社)、群馬の山歩き130選(上毛新聞社)、アルペンガイド「奥多摩・奥秩父・大菩薩」(山と渓谷社)、分県登山ガイド「埼玉県の山」(山と渓谷社)、日本百名山登山ガイド上(山と渓谷社)、岳人カラーガイド「奥秩父・奥武蔵」(東京新聞出版社)

4月16日(金) 22:00 新潟発=(関越道、川越IC、青梅、後山林道経由)
4月17日(土) =5:40 林道終点〜5:55 発―6:25 三条ノ湯―8:15 三条ダルミ―9:04 雲取山〜9:25 発―10:00 三条ダルミ―11:30 三条ノ湯―11:50 林道終点

 雲取山は、東京都の最高峰であり、唯一の2000m峰となっているため、東京都に在住する登山者は、必ず、登らんと志する山になっている。奥秩父の山の内でも、最も親しまれている山の一つであり、深田百名山や一等三角点百名山に選ばれている。
 雲取山は、通常は1泊コースで登ることが多いようであるが、南面で雪の少なそうな、しかも日帰り可能な三条ノ湯コースを選んだ。川越から奥多摩までは、夜中だというのに交通量もかなりあり、奥多摩についた時には夜も明け始めていた。三条ノ湯へ通ずる後山林道はあまり状態は良くなく、しかも長く、途中で先に進むのが心配になるような道であった。夜間の通過はかなりの注意が必要と思われる。この林道に比べて、登山道は良く踏みならされて歩きやすい道であった。三条ノ湯までは、沢沿いに比較的平坦な道を行く。小屋を後に、尾根を巻きながら登っていくと、残雪が凍った所が現れてくる。道の上の岩には、アイゼンによる引っ掻き傷が多く見られ、冬季の登山者もかなりいることを示している。三条ダルミから雲取山への登りは急で、しかも凍結しており、アイゼンをつけて登る。軽アイゼンを付けて降りてきた登山客も、いつアイゼンをはずすか決めかねて、下の残雪の状態を尋ねてきた。稜線上に登ると、ほとんど雪は無かった。下山時に、再びアイゼンを付けるのも面倒に思い、すぐ先の山頂まで、そのままの格好で土の上を進んだ。山頂は、晴れであったが、遠望は効かず、飛竜山が目の前にそびえているのが見えるのみであった。下山は、来た道をそのまま戻った。午後から雨となったため、奥秩父で1泊してと思っていたが、その日の内に新潟まで帰ってしまい、登山よりも車の運転に疲れる山行となった。

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