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弥彦山

1993年2月20日 日帰り 単独行 曇

弥彦山 やひこやま(638m)標石の無い標高点
多宝山 たほうざん(634m)一等三角点本点
  西蒲原丘陵(新潟) 5万 弥彦 2.5万 弥彦

ガイド:新潟ファミリー登山(新潟日報社)、新潟の山旅(新潟日報社)、越後の山旅上巻(富士波出版社)

2月20日(土) 9:45 新潟発=11:00 弥彦神社―12:20 弥彦山―13:30 多宝山―13:15〜13:40 昼食―14:40 弥彦神社

 弥彦山は、新潟市の周囲に広がる蒲原平野の稲田の上に頭を持ち上げ、米どころ新潟平野のシンボルとなっている。山麓の弥彦神社は、越後一ノ宮としての歴史を誇っており、深田百名山の後書きでも、「昔から聞こえた名山に違いはないが、高さが足りないので選からもれる」と書かれている。山頂は、テレビアンテナの立ち並ぶ弥彦山と気象レーダードームと一等三角点のある多宝山の二つに分れている。山頂まで、ロープウェイと自動車道の弥彦スカイラインが伸び、登山の趣が損われたところがあるが、新潟周辺部の学校登山の場として親しまれている。
 道路が冬季閉鎖中の時期を狙って出かける。弥彦神社の境内から登山道に入る。登山口には、茶屋もあるが、冬季の現在は閉っている。林の中をジグザグに登ると汗がにじんでくる。冬の間、スキーで足の鈍るのを防いできたつもりであるが、登山とスキーでは、使う筋肉が違うのかもしれない。ロープウェイ駅から弥彦山頂への木の階段道に雪が残り、凍って滑りやすい。雪は、日向にはほとんど見られない。多宝山に登った後に、途中の枯れ原の展望台で、日本海を見ながら昼食とした。風はまだ寒いが、どこかに春の香がただよっているように感じた。春を待ちかねた多くのハイカーがいた。

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