明星山

明星山

1992年9月19日 前夜発日帰り 単独行 曇

明星山 みょうじさん(1189m) 三等三角点 北アルプス前衛(新潟) 5万 小滝 2.5万 小滝

ガイド:新潟の山旅(新潟日報社)、新潟50山(新潟日報社)、越後の山旅下巻(富士波出版社)

9月19日(土)7:00 ゲート発―7:55 林道分岐―9:06 明星山〜9:27 発―10:29 林道分岐―11:18 ゲート


 最近では、日本の山岳標高一覧の山名の読み方にもあるように、みょうじょうやまと呼ばれることが多いようであるが、地元ではみょうじと呼んでいる。隣の青海黒姫山と同じく全山が石灰石からなり、小滝川に絶壁を落ち込ませている。小滝川には、ひすいの原石を産するひすい峡があり、また、近くの高波の池からの明星山の眺めを日本のマッターホルンと名付けて、観光のキャッチフレーズにしている。
 常念岳に続いて北アルプスに登りたくて、鹿島槍往復の予定で、扇沢に車中泊したが、夜明け前から雨が激しくなり登山中止とした。糸魚川まで戻ると雲が切れて、雨があがったので、とにかく山に登ることにした。ガイドブックや地図を持たなかったが、本の記憶に頼って明星山に向かった。部落の先で林道は鎖で通行止めになり、草むらに車をとめて歩きだした。長い林道歩きから登山道に入ると、草で道が覆われていたが、水場から先は明らかではあるが、木の根に掴まる急な上りになった。頂上からは、近くの海谷の山々は見えるが、白馬方面は厚い雲で覆われていた。下りは、雨上がりの滑り安い道に苦労し、ストックを頼りに降りた。登山客は他に誰もいなかった。帰りに高波の池に寄ったが、水面にうつる明星山の姿が美しかった。


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