門内岳、北股岳

門内岳、北股岳

1992年6月20日 前夜発日帰り 単独行 晴、夕刻雷雨

門内岳 もんないだけ(1887m)
北股岳 きたまただけ(2025m) 三等三角点 飯豊連峰(新潟、山形)  5万 飯豊山 2.5万 飯豊山

ガイド:新潟の山旅(新潟日報社)、アルペンガイド「東北の山」(山と渓谷社)、飯豊連峰・朝日連峰(東京新聞出版局)、山と高原地図「飯豊山」(昭文社)

6月19日(金) 21:50 新潟発=(R.7、新発田、R.290、胎内、R.113、越後金丸、長者原 経由)= 23:55 飯豊山荘  (車中泊)
6月20日(土) 4:05 発―丸森尾根経由―5:30 水場―6:30 見晴らし―7:30 地神北峰―8:10 梶川尾根分岐―8:50 門内岳―10:00 発―9:35 北股岳―9:55 発―11;25 梶川尾根分岐―11:45 ケルン―11:55 梶川峰―12:25 水場―12:50 滝見場―13:30 湯沢峰―14:30 飯豊山荘

 北股岳は、飯豊連峰第3位の標高を持つ山であり、石転び雪渓や湯ノ平からの登山道がこの山に上がってきており、飯豊連峰の主稜線の中央に位置する山である。また、門内岳は、北股岳の北の山で、それほど目立ったピークではないが、周辺にはお花畑が広がり、飯豊連峰最長の胎内尾根や梶川尾根へ下る際の要所となっている。
 雨混じりで見晴しが効かなくとも、花の咲き乱れる飯豊はやはり良かったことから、再び飯豊へ出かけることにした。地図のコースタイムを検討すると、飯豊山荘から丸森尾根経由で北股岳に登り、梶川尾根を下るコースをとると、早立ちで少し頑張れば日帰り可能と思って出かけたが、北股岳への登りと、梶川尾根の下りはきつかった。夜中に到着した飯豊山荘は、休憩所と便所が完備し、山荘脇は広い駐車場になっていた。丸森尾根は手足を使う急な登りで、かなり登っても真下には山荘に続く車道が見えていたが、稜線上へは一気に登ってしまった。見晴らしからは、残雪歩きとなり、地神への最後の登りは雪田が急で登れなくなり、笹原のヤブコギをして山頂に出ることができた。縦走路からの展望は素晴らしく、ハクサンイチゲが一面に広がり、人は誰もいないお花畑は、この世のものとは思えないものであった。よく花の名山飯豊連峰というようなタイトルで紹介されている写真は、扇ノ地神付近から、胎内尾根をバックにこのお花畑を写したものであった。門内小屋は立派なきれいな避難小屋であった。北股岳の山頂は360度の展望であり、南北に縦走路が延びているのを眺めることができたが、しだいに雲が上がりはじめ、大日岳も隠れてきた。梶川尾根の降り口付近も残雪歩きになっており、コースを間違えないか心配したが、登ってくる登山グループに出合うようになり、ひと安心となった。下山途中に出合ったグループには10名以上のものもあり、避難小屋は結構混みあった状態になったものと思われる。

山行目次に戻る
表紙に戻る