大石山、杁差岳

大石山、杁差岳

1992年6月13日 前夜発日帰り 単独行 曇

大石山 おおいしやま(1567m)
杁差岳 えぶりさしだけ(1636m) 三等三角点
  飯豊連峰(新潟) 5万 飯豊山 2.5万 杁差岳

ガイド:新潟の山旅(新潟日報社)、アルペンガイド「東北の山」(山と渓谷社)、飯豊連峰・朝日連峰(東京新聞出版局)、日本300名山ガイド東日本編(新ハイキング社)、山と高原地図「飯豊山」(昭文社)

6月12日(金) 23:00 新潟発=(R.7、新発田、R.290、胎内 経由) 6月13日(土)=1:00 胎内小屋  (車中泊)
4:00 発―4:50 足の松沢―5:27 姫子ノ峰―5:55 滝見場―6:30 水場水場往復10分―7:30 大石山―8:50 杁差岳―10:20 大石山―11:05 水場―11:15 発―11:40 滝見場―12:20 姫子ノ峰―13:00 足の松沢―14:00 胎内小屋

 杁差岳は、飯豊連峰最北端の山であり、「杁差しの爺や」と呼ばれる残雪形が名前の由来であるといわれている。山頂付近は美しいお花畑になっている。大石山は、飯豊連峰の尾根の連なりの中の一突起といった感があり、その隣の鉾立峰の方が遠くから目立つ存在であるが、足ノ松尾根経由で最短で到達できることから、新潟からの飯豊登山の入門コースになっている。
 「いいぞいいぞ、飯豊はいいぞ」と新潟の山好きからはなんども聞かされきた。稜線に立つまで4時間というコースタイムに恐れをなし、登れるだけの体力に自信が付くまで延ばしてきた。最も短時間で登れる大石山に登り、余力があったならば杁差岳まで足を延ばすことにして出かけた。歩きはじめの林道歩きが長く感じられたが、登山道になってからは、急な登りを頑張っているうちに、以外に早く大石山に着いてしまった。大石山は、風が強く、流れるガスで展望は得られなかったが、順調に登ってきたため先に進むことにした。大石山から杁差岳へは鉾立峰を越すため、かなり疲れたが、このあたりの稜線は一面のハクサンイチゲとコイワカガミのお花畑となっており、元気付けられた。杁差岳には、トタンのかまぼこ型の避難小屋があったが、水場が無いのが残念であった。(93年の秋に新しく木造に建て直された。)登山客は、稜線上の避難小屋泊り組や日帰り組などで20人程が入山していた。コース上に残雪はまったく無かった。

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