俎倉山

俎倉山

1992年5月5日 日帰り 単独行 曇

俎倉山 まないたぐらやま(857m) 三等三角点 飯豊周辺(新潟 5万 津川 2.5万 東赤谷

ガイド:新潟ファミリー登山(新潟日報社)、新潟の山旅(新潟日報社)、新潟50山(新潟日報社)、越後の山旅上巻(富士波出版社)

5月5日(水) (R.7、新発田、上赤谷 経由)=9:00 登山口―10:35 山頂―天狗の露地往復―11:20 山頂発―12:50 登山口

 加治川を挟んで焼峰山と向かいあった山である。この山も、信仰の対象とはならなかったが、地元の日帰り登山の山として親しまれている。
 先日の熊事件に懲りて、熊避け鈴を付けて山に出かけた。登り始めの琴沢は、所々滝がかかり、夏であったら水遊びが面白そうに思った。林の中では、風で枝が鳴るのも、熊ではないかとよけいな心配をしてしまった。残雪はほとんどなかったが、登山道はぬかるみになっていた。俎倉山の山頂は、あまり眺望は効かなかったが、ヤセ尾根を辿った先の天狗の露地からは、飯豊連峰の展望が広がっていた。風が強く、黒い雲が広がっていたので、早々に下山にとりかかった。この山には、10組程の登山者がいた。
 熊避け鈴は、人気の少ない飯豊では、春秋に必要であるように思う。しかし、ひと気の多い、熊などは現われそうも無い山ではナンセンスである。また、夏の未明に鈴を鳴らして登山道を行くのは、なにか不気味な感じがするものである。ラジオを鳴らしながら歩いているものもいるが、はた迷惑であり、野球放送を聞きたければ家にいれば良いものをと思う。

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