白山

白山

1992年4月28日 白山 日帰り 単独行 晴

白山 はくさん(1012m) 二等三角点 川内山塊(新潟) 5万 加茂 2.5万 越後白山

ガイド:新潟ファミリー登山(新潟日報社)、新潟の山旅(新潟日報社)、新潟50山(新潟日報社)、越後の山旅上巻(富士波出版社)

4月28日(水) (R49、R.413、新津、五泉、村松、早出川ダム、村松 経由)=8:25 慈光寺駐車場―8:35 門前―尾根線経由―10:25 山頂―11:10 発―田村線経由―12:40 門前―12:50 駐車場

 白山は、山中に祭られている白山明神祠がその名の由来である。古くから信仰の山とされ、山頂にあった鯖池には海の鯖が住み、雨乞いの池としての伝説を持っていたという。また、昔この山に大蛇が住み、高僧の祈とうで山を下り、新潟市の白山神社に祭られたという。麓にある慈光寺は、室町時代から続く曹洞宗の名刹である。
 日本平山に早出川ダムから登ろうとしたが、ダムサイトの道が土砂崩れで閉鎖になっていた。計画を練り直し、隣の白山に登ることにした。慈光寺の広い駐車場に車をおき、歩きだした。樹齢三百年から五百年といわれる杉並木は長い歴史を感じさせるもので、途中の路肩に並ぶ石像なども面白かった。寺の前を通り過ぎると見通しの効かない登山道が始まった。山頂部には残雪があり、伝説の鯖池は雪の下であった。葉の落ちた木立の向うには、粟ヶ岳が見事であった。山頂には、昼食を楽しむ何組ものグループがいた。下山時、残雪を滑るように気持ちよく下っていくと、落葉が目立つようになり、先行の2人づれがこの先は沢で下りられないと戻ってきた。登りかえして正しい道を捜そうとすると、登山道は沢と平行してすぐ上を走っていた。登山道の脇には、イワオオギ、コブシの花が盛りであった。

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