苗場山

苗場山

1991年9月16日 日帰り 単独行 曇

苗場山 なえばさん(2145m) 一等三角点補点  三国山脈(新潟、長野)  5万 苗場山、岩菅山、2.5万 赤沢、三国峠、苗場山、佐武流山、切明

ガイド:新潟の山旅(新潟日報事業社)、新潟ファミリー登山(新潟日報事業社)、新潟50山(新潟日報事業社)、越後の山旅 下巻(富士波出版社)、東京周辺の山(山と渓谷社)、アルペンガイド「谷川岳・上越の山」(山と渓谷社)、諸国名山案内「上信越」(山と渓谷社)、日本百名山登山ガイド(山と渓谷社)、日本300名山ガイド東日本編(新ハイキング社)、一等三角点百名山(山と渓谷社)

9月16日(日) (関越道、湯沢IC、三俣経由) かぐらスキー場第二リフト→和田小屋→上ノ芝→神楽ヶ峰→苗場山→神楽ヶ峰→上ノ芝→和田小屋→かぐらスキー場第二リフト

 「苗場山は越後第一の高山なり、魚沼郡にあり登り二里といふ。絶頂に天然の苗田あり。依って昔より山の名の呼なり」と、鈴木牧之の北越雪譜に書かれている。台地状の山頂部には池塘が点在し、ミヤマホタルイが生えて苗床のような景観を呈している。かつては秘境であった苗場山は、現在ではスキー場として有名になっている。山頂部は豊かな自然が残されているが、山麓はリゾート開発が進み、神楽ヶ峰の直下までゲレンデが広がってきている。これ以上自然破壊が進まないように注意を払う必要のある山である。
 三俣の先のゲートの通行は、六日町営林署の許可書が必要で、あらかじめ通行許可書を貰っておく必要がある。通行時間が8ー17時の間のため、日帰りの日程はせわしいものになった。ガイドブックでは、車は第2リフト村営駐車場に駐車するように書いてあったが、和田小屋まで入ることができるようであった。ゲレンデ脇の沢状のあまり良くない道を登るため、整備されたスキーゲレンデがうらめしく思った。神楽ヶ峰を過ぎた鞍部のカミナリ清水には良い水が湧いており、苗場山への最後の急坂を眺めながらの休憩によい所であった。苗場山頂はガスが流れ、遠くの視界はきかなかったが、草は黄ばみ始め、しっとりした眺めであった。多くの登山客がいたが、かなりの者は、秋山郷の赤沢からの林道の三合目から新道を経由して登っているようで、そちらのコースの方が楽なようであった。

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