高立山、菩提寺山

高立山、菩提寺山


【日時】 2020年8月16日(日)
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 新津丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 高立山・たかだてやま・276m・なし・新潟県
 菩提寺山・ぼだいじやま・248.4m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/矢代田、村松
【コース】 門前登山口より
【ガイド】 新潟日帰りファミリー登山(新潟日報事業社)

【時間記録】 6:05 新潟発=(R.49、茅野山IC、R.403、兎谷 丸太 経由)=6:45 門前登山口〜7:05 発―7:25 菩提寺入口―7:50 高立山南登山口―8:15 高立山―8:30 沢コース分岐―8:41 沢コース林道入口〜8:45 発―8:59 尾根上分岐―9:14 菩提寺山〜9:17 発―9:28 菩提寺山入口―9:44 門前登山口=(往路を戻る)=10:40 新潟
 新潟平野の内陸部の縁に沿った、新津、加茂、五泉の中間に広がる丘陵地を、新津丘陵と呼ぶ。新津丘陵では、一等三角点も置かれている護摩堂山が良く知られているが、最近では、菩提寺山や高立山もハイキングコースが整備されて、訪れるハイカーが多くなっている。

 お盆休みの最終日も雨にみまわれた。関川方面の山を予定していたのだが、大雨注意報が出ているようなので、急遽菩提寺山に変更することにした。新津に向かって車を走らせていくと、ワイパー全速の豪雨にあった。家に戻ろうかと思ったものの、すぐに止んで、新津丘陵も姿を見せるようになった。
 ひさしぶりに門前登山口から歩き出すことにした。すでに三台の車が停められており、朝食をとっていると早くも一人が下山してきた。菩提寺山へは、門前登山口からが一番近い。
 幸い雨は止んでいたので、雨具のズボンに長靴の装備で歩き出した。門前コースは、林道跡であったかと思われる幅広の道で、良く整備されている。トラバース気味の登りを続けていくと林道に飛び出し、左折するとすぐ先で菩提寺山の入り口に到着する。
 菩提寺山は後回しにして、高立山へと林道歩きを続けた。高立山北登山口は見送ってそのまま林道歩きを続けて高立山南登山口から登り始めた。九十九折りの急坂を登っていくと、本降りの雨が始まり、傘を取り出すことになった。到着した高立山の山頂も、霧に包まれて展望は完全に閉ざされていた。登山者はおらず、静けさが広がっていた。
 高立山からは北登山口に向かって下山した。林道が右下に迫るところまで下ると、左の沢へと下る道が分かれる。この道に入ってすぐの所には先回歩いた俗称「チンの道」の入り口がある。沢に向かっては急坂であるが、泥の斜面には深いステップが切られており、問題なく下ることができた。沢沿いに出ると、左右に横断しながらの下りが続いた。この日の状態は、通常の登山靴ではなく長靴が必要な状態であったが、これは雨が続いていたせいもあろう。
 沢沿いの道は最後に大沢公園から上がってきている林道・千貫石線に飛び出した。千貫石線は車の通行に問題の無い時もあるが、この日の状態は夏草が茂って車の横腹をする状態であった。林道から菩提寺山に向かって延びる山道があるはずなのだが、正面には無いので、左右のどちらかにずれているようであった。最初左折してみたが見あたらず、右折方向に進んだ。60mほど先で入り口があった。すぐに枝尾根沿いに乗り、標高差80mほど登ると、大沢公園からの尾根沿いの登山道に出ることができた。菩提寺山から高立山に向かう際には、従来の林道経由よりも、今回歩いたコースの方が距離も短く、利用価値も多いと思われる。
 菩提寺山の山頂も展望は完全に閉ざされていた。それでも、悪天候にもかかわらず何組もの登山者が登ってきていた。新潟周辺の山で、悪天候でも登れる山となると、菩提寺山が第一候補になる。

山行目次に戻る
表紙に戻る