権現山

権現山


【日時】 2020年7月23日(木)
【メンバー】 単独行
【天候】 雨 

【山域】 五頭山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 権現山・ごんげんやま・238.6m・四等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新発田/出湯
【コース】 八所神社より
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:20 新潟発=(R.49、水原 R.460、女堂、R.290、折居 経由)=9:20 八所神社〜9:28 発―10:00 権現山―10:26 八所神社=(折居、R.290、R.460。新発田、R.7 経由)=11:10 新潟
 権現山は、五頭山塊北部の折居の集落の背後にそびえ、標高は低いなりに、三角形をした山容が目立つ山である。登り口には八所神社、頂上には奥の院が置かれている。地図にも破線が記され、参道として整備されているが、登山のために登る者は少ないようである。

 延期になった東京オリンピックの開会式関連の四連休であるが、梅雨明けの遅れと新型コロナの第二波と思われる感染数の増加によって、遠出の機運はしぼんでしまっている。とりあえず新潟県内の山を楽しもうと計画したものの、未明からの本格的な雨によって、出発をあきらめた。朝食をとった後に、ネットで雨雲の流れを確認すると、9時過ぎからは雨雲は通り過ぎるように見えた。とりあえず、近場の低山を登ることにして、権現山に出かけることにした。
 新潟の家を出る時は雨は上がっていたものの、五頭連峰が近づいてくると雨が降り始めた。権現山の登山口の八所神社に到着すると、本降りの雨となっていた。雨具を着込み、長靴を履いて歩き出す準備をしたが、その間にも藪蚊に何か所も刺されてしまった。これからの夏の季節の低山歩きで辛い問題になる。
 八所神社の鳥居脇の沢に石橋が掛かっており、ここが登山口になる。登山道に進むと、右手にパイプから水が流れ出ている水場が現れる。「権現山霊水湧水所」ということのようであるが、「生水の飲用はご遠慮下さい。 阿賀野市役所」と書かれていた。飲むと腹をこあわすかどうかわしらないが、水質の保証はしないという責任逃れの掲示であろう。
 竹林と杉林の間に延びる道を進んでいくと、ロープも取り付けられた急坂が現れた。露出した岩にはステップが切られており、ロープの助けをかりずに登り下りできた。ひと汗かくと傾斜も緩やかになって、尾根歩きが続くようになった。山頂が近づくと、再びロープも掛けられて急登が現れた。
 権現山の山頂は広場になっており、奥の院のお堂が設けられている。大きなお堂の後ろにも小さなお堂が設けられていた。お堂を回り込んで小さなお堂を覗き込むと、動物の頭が出てきた。一瞬ネコかと思ったが、飛び出てきたものを見ると、黄色のテンであった。神社の使い魔であったのであろうか。三角点は、大きなお堂の正面から見て左奥の軒下に置かれている。また、「月山、湯殿山、羽黒山」と彫られた石碑が置かれていた。広場のいっかくは木立が切り開かれていたが、雲がかかって何も見えなかった。
 下山はそれほど時間が掛からなかった。汗と雨でTシャツが濡れきっており、この日の山はこれで充分と思い終わりにした。

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