丸山から城山

丸山から城山


【日時】 2020年7月11日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 東頚城丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 丸山・まるやま・372.5m・二等三角点・新潟県
 城山(時水城跡)・じょうやま(ときみずじょうせき)・384m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 高田/小千谷/小千谷
【ガイド】 新潟の山歩き50選(新潟日報事業社)
【コース】 両新田登山口より

【時間記録】  6:20 新潟=(R.49、R.403、三条、見附、R.8、R.17、R.117、小千谷IC 経由)=8:15 両新田登山口〜8:38 発―9:17 桐沢峠―9:26 丸山―10:13 城山―10:55 姥清水登山口―11:22 両新田登山口=(往路を戻る)=13:50 新潟
 丸山と城山(時水城跡)は、小千谷の町の背後の、信濃川左岸に沿って延びる丘陵地にあるピークである。西山遊歩道としてハイキングコースが整備されている。

 日本の中部から九州にかけて大雨による被害が出ている。新潟でもこの一週間は雨が続いて、外出も控える状態になった。雨でも歩ける山を考えて、小千谷の時水城山に出かけることにした。丸山から時水城山へは、カタクリ見物でお気に入りのコースになっているが、最近は毎日のように登る者もいる人気の山に変わってしまい、2011年4月から足が遠のいていた。
 小千谷ICから高速道に沿った道に進み、西山遊歩道の案内板に従って山に向かうと、稲の圃場の奥のため池脇に両新田登山口がある。すでに車が一台置かれていた。雲は垂れ込めていたものの、雨は降らないでくれていた。車を降りると、むっとした熱気に包まれた。前日の雨によって草は濡れていたので、長靴を履いて歩き出した。
 しばらくは林道跡の幅広の道が続く。全般的には緩やかな登りが続くのだが、少し傾斜がきつくなると汗が噴き出てきた。192m標高点を南側から巻いて尾根に乗ると、地獄谷温泉分岐となる。どのような温泉なのか興味はあるものの、まだ訪れたことはない。分岐からひと登りすると、尾根を北側にはずしてのトラバース道が続くようになる。カーブ地点でパイプから流れ出る水場が現れると、その先は僅かな登りで桐沢峠に到着する。
 桐沢峠は十字路になっており、丸山へは左折する。急坂をひと頑張りすると、丸山に到着する。曇り空が広がっていたが、守門岳や浅草岳、小千谷の平野部などまずまずの展望が広がっていた。
 丸山からは、小さなアップダウンを繰り返す尾根歩きが続く。雑木林に囲まれて気持ちの良い道であるが、春先の花の季節と比べると物足りなさを感じた。崩壊地跡に出ると、米山、刈羽黒姫山、八石山といった刈羽三山の眺めが広がった。
 時水城山への最後の登りは、以前は鎖が掛かる急登になっていたのだが、現在は迂回コースが設けられており、東側に巻いてから登るように変わっていた。時水城山の山頂は何人もの登山者おり、おしゃべりの声もうるさかった。雨の中を登ってきて静かな山を想定していたので、これは期待外れということになる。写真をひと通り撮ってすぐに下山に移った。
 姥清水登山口への下山中にも大勢の登山者とすれ違った。ヤマランの者も多く、どうも何回も上り下りするというチャレンジをやっているようである。登山道の一部には、足跡が穴状に掘りこまれているところもあり、オーバーユースといった感じもした。ヤマランの定番コースになっている山には登りたくないので、時水城山はカタクリの花が目的の場合以外には避けることにしよう。
 姥清水周辺も以前とは様変わりしていた。新しく水場や広い駐車場が設けられていた。さらに一段車道を下った所にも広い空き地が設けられており、ここも駐車場として利用されているようであった。
 最後に車道歩きを頑張って両新田登山口に戻った。

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