たきがしら湿原

たきがしら湿原


【日時】 2020年6月28日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 御神楽岳周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 たきがしら湿原・たきがしらしつげん・474m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/野沢/安座
【コース】 かもしか歩道
【ガイド】 新潟の山歩き50選(新潟日報事業社)

【時間記録】 7:15 新潟=(R.49、上川、七名 経由)=8:40 たきがしら湿原〜8:57 発―9:40 林道―10:23 たきがしら湿原=(往路を戻る)=12:10 新潟
 たきがしら湿原は、会越国境近くにあり、かつてはたきがしらという集落があったが昭和51年に全戸が集団移転し、その放棄田を自然公園として整備したものである。春から夏にかけて湿原の花を楽しめるのと同時に、かもしか歩道と呼ばれる遊歩道も整備されている。

 雨の日でも歩ける山としてたきがしら湿原に出かけた。湿原は時期によって咲く花が異なってくるが、6月下旬から7月初めには訪れていない。どのような花に出会えるか期待してでかけた。
 たきがしら湿原も新型ウィルスの影響によってシーズン初めから閉鎖になっていて、6月1日から開園となっている。しかし、入り口の集落にある温泉施設の七福荘は、休業のままであった。一気に高度を上げて山奥にわけいっていくと、たきがしら湿原に到着する。駐車に、他の車は無かった。大きな駐車場が設けられているにもかかわらず、これまでの訪問の際にも数台の車を見るだけであった。
 雨具を着込み長靴を履いて、傘をさして歩き出した。湿原の花を見るのは後回しにして、まずはかもしか歩道に進んだ。湿原の西に延びる林道に進み、ひと登りするとかもしか歩道の入り口になる。林道をさらに進むと。学習の森コースとなるが、土砂崩れのために閉鎖のままになっていた。
 かもしか歩道は、幅広の道で、坂は階段状に整備れている。緩やかな登りであるが、それでも汗がわいてくるには充分な高低差はある。登山道周囲のブナ林は乳白色の霧に包まれ、深山の趣を漂わせていた。コース上の見どこである展望地からの岩山の眺めは閉ざされていたが、雨の中の歩きに来ているので仕方がない。
 遊歩道出口からは、そのまま林道を下った。湿原に戻った時には、雨は止んで、写真撮影をしやすくなっていた。湿原では、ニッコウキスゲやハナショウブ、オオバギボウシが見られたが、とりわけオカトラノオの大群が目を引いた。
 たきがしら湿原では、今回も目新しいお花畑に出会うことができた。時期を変えてまた訪れたいと思っている。

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