護摩堂山、大平山、高立山、菩提寺山

護摩堂山、大平山、高立山、菩提寺山


【日時】 2020年6月27日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 新津丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 護摩堂山・ごまどうやま・271m・なし(268.3m・一等三角点補点)・新潟県
 大平山・おおだいらやま・278.5m・四等三角点・新潟県
 ろう火峰・ろうか峰・281m・なし・新潟県
 高立山・たかだてやま・276m・なし・新潟県
 菩提寺山・ぼだいじやま・248.4m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/矢代田、村松
【コース】 大沢公園より周回
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:00 新潟発=(R.49、茅野山、R.403、矢代田、林道長峰線 経由)=6:40 大沢公園〜6:55 発―7:10 尾根取り付き―7:55 護摩堂山〜8:05 発―8:22 ツナギガヤコース登山口―9:00 大平山―9:16 ろう火峰―9:31 高立山〜9:40 発―10:25 林道―10:45 菩提寺山―11:25 大沢公園=(往路を戻る)=12:10 新潟
 新潟平野の内陸部の縁に沿った、新津、加茂、五泉の中間に広がる丘陵地を、新津丘陵と呼ぶ。新津丘陵では、一等三角点も置かれている護摩堂山が良く知られているが、最近では、菩提寺山や高立山もハイキングコースが整備されて、訪れるハイカーが多くなっている。これらの山は、合わせて西山三山と呼ばれている。

 先週の犬ヶ岳の疲れも残っているため、近場の山で済ますことにして、この季節定番の護摩堂山に出かけることにした。アジサイの盛りになっているため、護摩堂山は混雑が予想される。早出で三密回避をはかることにした。高立山と菩提寺山も合わせて登るため、大沢公園から歩き出すことにした。大沢公園の駐車場に入ると、時間も早いことから他に車は無かったが、下山時には沢山の車が駐車場からあふれて路上駐車されていた。
 まずは、林道歩きで菩提寺山の登山口に向かった。ゴルフ場の東に近づいた所で、枝沢が南西から入り込み、荒れた林道が分かれる。橋を渡ってすぐ枝沢へ下りて、流れをまたぎ越すと、尾根沿いに登山道が延びている。いきなりの急登が始まる。非公式ルートのはずだが、階段とロープで充分に整備されている。標高差100mほどの一気の登りで、たちまち息が上がるが、先週の大型ザックでの歩きと比べると足は軽かった。
 尾根の取りつきの急登を終えると、この後は小さなアップダウンの尾根歩きが続くようになった。登山道の周囲には雑木林も広がり、深山の趣もある気持ちの良い登山道である。一般的な湯田上温泉登山口からのコースは関係者の車も通る林道歩きのため、登山気分を味わいたいならこちら側からのコースがお勧めである。
 突き当たったピークを右に巻いていくと、アジサイ園の下に到着する。アジサイの花は盛りで、花を目当ての登山者がすでに大勢が登ってきていた。この後は、もっと登山者が多くなりそうであった。花の写真を撮りながら本丸広場まで登った後、すぐに下山に移った。
 護摩堂山からは、ツナギガヤコースを下った。階段状に整備されているが急斜面で、雨上がりで滑りやすく足元に注意が必要であった。林道に下り立った所で、大沢公園方面に少し進むと、沢にパイプ造りの橋が架かっており、大平山への境界尾根コースが始まっている。再び急坂に汗を流すことになる。ひと登りすると傾斜も緩やかになって、尾根沿いの登りが続くようになる。
 大平山の先で高立山への道が分かれるが、ろう火峰まで進んでから引き返した。分岐から鞍部に下り、急坂をひと登りすると高立山に到着した。雲が厚く、菅名山塊や白山の稜線部は隠されていたが、不動堂山や雷山といった低めの山や平野部は良く見えていた。
 高立山から下っていき、あと僅かで林道という所で、ピーク越しの道に進んだ。三つの小ピークを越していくことになり、林道歩きよりは短いものの体力を使うものであった。最後には大沢公園から上がってきた林道に飛び出すが、その手前に電子レンジが不法投棄されていることから、このコースは「チンの道」と呼ばれるようである。
 林道に下り立つと、その正面から菩提寺山への道が続いている。再び急登を頑張ることになった。何度も繰り返される急登に、足も草臥れてきた。この道は、仏路峠の東で一般コースに飛び出し、後は僅かな歩きで菩提寺山に到着した。
 菩提寺山からは、充分歩いたという気になっていたこともあり、すなおに一般的な尾根コースを下った。
 今回歩いたコースでは、林道歩きをできるだけ少なくして、すべてのピークを回ることができた。GPSのログ・データーを確認すると、沿面距離合計9.4km、累積標高差733mとなり、結構本格的な山歩きを行ったことになる。といっても、知られていないコースをつないでいるため、このコースを辿るには、機会をみて各区間を確認しておくことが必要である。

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