大龍山

大龍山


【日時】 2020年5月17日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 小雨

【山域】 見附丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 大龍山・おおだつやま・241m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/三条/見附
【コース】 「心臓破りコース」から「らくらくコース」へ周回
【ガイド】 なし

【時間記録】 5:20 新潟発=(R.49、R.403、三条、大面、北潟 経由)=6:30 「心臓破りコース」〜6:50 発―7:13 尾根上―7:37 大龍山―7:54 「らくらくコース」登山口―8:17 「心臓破りコース」登山口=(往路を戻る)=9:40 新潟着
 大龍山は、越後平野の縁に沿って広がる丘陵地帯の見附近くにある山である。山頂の東には県道駒込北潟線が通過しており、峠部から短時間で登ることができる。

 雨の天気予報が出たので低山を考え、大龍山に出かけることにした。山の情報を見ていると、現在は「心臓破りコース」と「らくらくコース」の二本のコースが開かれているようで、このうち「心臓破りコース」は歩いていない。
 大面から県道駒込北潟線に進んで大龍山の南に回り込み、沢沿いの道から離れて高度を上げると、カーブ地点に「心臓破りコース」の登山口がある。登山案内の看板が置かれているが、字が完全に消えてしまって読めなくなっている。私が登った2008年12月の際にはこの案内板は見ておらず、ネット上の山行記録でこの案内板が写っているものを探してみると、2015年までには看板が設置されたようである。いずれにせよ、案内板設置からかなりの時間が経過している。
 登山口からは、枝尾根の急登が続いた。泥斜面で足を滑らすと転落の危険性もあり、木の枝を掴みながら慎重に登る必要があった。一般的な登山道ならば、ロープの設置は必須な状態であった。登山道開設当時は、泥斜面にステップが切られていたのかもしれないが、雨水が流れて平らな斜面に変わってしまっている。一旦傾斜が緩んでものの、主尾根が近づくと、再び傾斜が増した。ここにはロープが設置されており、助けになった。尾根上の下降点を示す看板は、取り付けられた木ごと倒れていた。
 この後は、南尾根沿いの緩やかな登りになった。東側の斜面が急に落ち込んでいるところもあるが、踏み跡もしっかりしており、危険性はなかった。
 大龍山の山頂は台地状で、中央に木の柱と三角点に似た石柱が埋められていた。以前は石の祠があったと思うのだが、見当たらなくなっていた。山頂の西の斜面には佐渡見台という展望地が設けられていたが、眺めは雨雲に隠されていた。
 県道の峠部へ続く「らくらくコース」に進むと、良く踏まれた道が続いた。このコースを往復するのが一般的になっているようである。太い杉木立を見ながら下っていくと、短時間で峠に下り立ち、後は車道歩きで車に戻ることになった。
 現在、大龍山の登山道の整備はされなくなっているようである。峠からの「らくらくコース」は利用者も多いことから道が維持されているものの、「心臓破りコース」は廃道寸前といった状態になっている。「心臓破りコース」で上半分を歩いた南尾根は、最初に登った2000年1月の際に下っている。次の機会には、この南尾根の末端から登ってみようか。途中からしっかりした道が続くことが判っていれば、少々の藪漕ぎであっても気楽に登ることができる。

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