南蛮山

南蛮山


【日時】 2020年5月10日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 長岡東山連峰
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 十方台・じゅっぽうだい・414m・なし・新潟県
 南蛮山・なんばんやま・548m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/長岡/半蔵金
【コース】 石彫の道パークより
【ガイド】 なし

【時間記録】 5:45 新潟発=(R.49、R.403、三条、見附、新組南、R.17、横枕 経由)=7:35 石彫の道パーク〜7:43 発―8:23 十方台入口―8:51 南蛮山取り付き―9:02 南蛮山―9:19 南蛮山取り付き―9:23 南蛮山東屋〜9:33 発―10:01 十方台取り付き―11:04 十方台―11:09 十方台取り付き―10:42 石彫の道パーク=(往路を戻る)=12:40 新潟
 南蛮山は、長岡市背後に広がる東山連峰の南西部に位置する前衛峰である。このピークの東には、蓬平と長岡を結ぶ南蛮峠がある。現在、林道が山頂直下を越しており、麓の「石彫の道パーク」から南蛮山を経て竹之高地に至る道は、中部北陸自然歩道として整備されている。しかし、南蛮山の山頂への道は整備されておらず、僅かな距離とはいえ、かすかな踏み跡を辿る藪漕ぎになる。

 雨とあって、それでも歩ける山として南蛮山に出かけた。横枕からグリーンヒル長岡GCへの道に進む。ゴルフ場入り口の手前で南蛮山方面への林道に進むと、すぐ先で石彫の道パークの駐車場に出るので、ここから歩き出すことにした。雨具の上下を着込み、長靴に傘で歩き出した。
 林道歩きということで軽く考えていたが、登り坂がひたすら続いた。林道は舗装されており、車の走行には問題のない状態であった。先回この道を歩いた2000年5月当時は車の運転は結構厳しい砂利道だったのだが、20年も経つとすっかり様変わりしていた。この道は「中部北陸自然歩道・石彫のみち」として設定されているので、横枕町から蓬平温泉までの全コースとはいわないが、その一部だけでも歩いておきたい。
 最初の目標地の十方台こと414m小ピークを目指して歩いていったのだが、遊歩道の入り口が判らないままに脇を通り過ぎてしまった。戻るのもいやなので帰りに良く探してみることにした。
 さらに進んでいくと、正面に南蛮山、その右手の平らな稜線部に東屋が見えてきた。この先は、カーブを交えながらの登り坂になった。南蛮山は、南の肩に進んだ所から取り付く。かすかな踏み跡はあるものの、横に枝を広げた木に行く手を阻まれ、尾根上に出ると蔓に絡まれ脱出に苦労することになった。枝を掻き分ける度に、雨粒を頭からかぶることになった。雨の日の藪漕ぎは、避けるべきである。南蛮山の山頂は三角点も無く、木が枝を延ばしているだけであった。
 林道に戻り、すぐ先の東屋に進んで大休止にした。鋸山から萱峠までを一望でき楽しめる休憩所であった。長岡方面を見ると、歩いてきた林道が下の方まで長々と続いていた。
 下山途中、気になる十方台の登り口を探しながら歩いた。林道が突き当たる南西部まで下った所で、木の枝に隠された自然歩道の標柱を見つけることができ、その脇から道が始まっていた。廃道寸前という状態で、木の枝が被さっている状態であった。ひと登りしたピーク上は朽ちたコンクリート製の展望台があり、上がる階段は腐って外れて横たわっていた。藪に囲まれて一方たりとも見えなかった。
 今回歩いた区間でも結構長く感じ、中部北陸自然歩道がほとんど話題にならないままに消えていった理由も判る気がした。

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