高立山

高立山


【日時】 2020年4月26日(日)
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 新津丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 高立山・たかだてやま・276m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/矢代田、村松
【コース】 登り:林道田ノ入線コース 下り:滝ノ入支線口コース
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:00 新潟発=(R.49、茅野山、R.403、矢代田、丸田 経由)=6:35 橋田殿様街道入り口〜6:53 発―7:28 林道―7:31 高立山南入口―7:46 高立山―8:10 高立山北入口―8:24 尾根末端登山口―8:33 車道―8:38 橋田殿様街道入り口=(往路を戻る)=9:15 新潟
 新潟平野の内陸部の縁に沿った、新津、加茂、五泉の中間に広がる丘陵地を、新津丘陵と呼ぶ。新津丘陵では、一等三角点も置かれている護摩堂山が良く知られているが、最近では、菩提寺山や高立山もハイキングコースが整備されて、訪れるハイカーが多くなっている。

一週間前に訪れた高立山の五泉側側ルートのうち、歩いておらず課題になっていた二つのルートを確かめに出かけた。時間もそうかからないはずであるが、菩提寺山ほどではないにせよ高立山も人気のある山なので、人に会わないように早立ちとした。
 再び橋田殿様街道入り口の駐車場に車を停めた。先回とは違って、林道田ノ入線に進んだ。林道周辺は伐採作業が行われており、その関係か、林道上には砂利が敷かれていた。
 300mほどで、林道は左右に分かれる。地形図では左の林道に入ったところで尾根に取りつくことになっているが、二股の尾根末端から登山道が始まっていた。階段状に整備されていたが泥んこ状態になっており、長靴を履いてくるべきであったと後悔した。
 しばらくは杉の植林地の中の登りが続いた。杉林を抜けて雑木林が広がるようになると、新緑の緑が目に留まるようになった、一旦傾斜が緩んで台地を進んでいくと、急斜面に行き当たり、九十九折の登りになった。新しく登山道として開かれた道ではなく、昔から生活道として歩かれてきた道のように感じた。
 傾斜が緩んで幅広尾根の上に出ると、すぐ先で高立・十ヶ沢に飛び出した。この林道も草が茂っていたり路面が荒れていたこともあったが、現在は車の走行は可能で、山菜取りの車やバイクが走ってきたりもした。
 林道を緩やかに下っていくと、高立山の南登山口に到着し、山頂を目指すことになった。ひと汗かいて高立山に到着したが、誰もいなかった。曇り空であったが、田植えのために水を張った田が、鏡のように光を反射していた。そのまま高立山の北登山口へ向かった。下りの途中、夫婦連れとすれ違い、この日に出会ったのはこの二人だけであった。
 北登山口に下り立ち、林道の向かいが滝ノ入支線口への入り口になる。杉林の中の下りになったが、登山道は溝状に堀り込まれており、杉の葉が堆積していた。登山者の利用は僅かなようであるが、長年使われてきた道のようであった。左下に沢が迫ると、緩やかに右手に方向を変えていき、細尾根に乗ると、すぐ先で林道の二股部に下り立った。この後は、先回と同じく滝ノ入線を下って車に戻った。
 先回歩いた殿様街道は車の走行も可能な林道歩きであるし、高立山の南登山口から滝ノ入林道終点へのコースは荒れた所もあった。五泉側から高立山へ直接登るには、今回の二つのルートの組み合わせが良いと思われる。


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