薬師山

薬師山


【日時】 2020年3月29日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 白山周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 薬師山・やくしやま・190m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/加茂
【コース】 黒水東口から黒水コースへ
【ガイド】 なし

【時間記録】 9:30 新潟発=(R.49、R.403、加茂、R.290 経由)=10:15 アンテナ下〜10:23 発―11:02 薬師山―11:19 黒水登山口―11:30 アンテナ下=(往路を戻る)=12:30 新潟着
 粟ヶ岳の西斜面より流れ出る加茂川の右岸に薬師山がある。最近では登山者も多くなってきた猿ヶ岳と、国道290号線を挟んで向かい合う山である。地元の信仰の山のようで、山頂には石の祠が置かれ、各方面からの登山道が付けられている。

 雨のために普通の時間に起きて朝食をとっていると雨は止んだ。軽く歩くことにして、薬師山に出かけることにした。薬師山は、2020年2月16日に歩いたばかりであるが、この時は新コースや旧道などの確認が目的であった。これまで各コースを歩いた経験から、最も一般的と思われる新コースと黒水コースを結んで歩くことにした。
 黒水に到着すると、路肩にみぞれ状の雪が見られた。関東方面では春の雪になっているようであったが、新潟でも寒気がぶり返していた。先回と同じく、国道290号線から「東黒水」の標識のある道に入り、アンテナ施設の脇の路肩スペースに車を停めた。坂を下っていけば、黒水コースの入り口になる岩野橋に出ることができる。
 道を戻って新コースに進んだ。国道手前で斜めに分かれる未舗装の道に進むと耕作放棄地の広場に出て、その奥から登山道が始まっている。尾根沿いの登りが始まるが、泥斜面には、ステップが切られて歩きやすくなっていた。登山道の上にはうっすらと雪が積もって白くなっていた。霧雨が降り続けていたが、それよりも木立から落ちてくる雫が煩わしい状態であった。
 時計回りに尾根歩きを続け、160mピークを越すと松ヶ沢第一登山口コースとの分岐となり、その先は幅広の登山道に変わる。薬師山の山頂が近づくと、堀切が幾つも現れるが、最初のものは段差が大きく、階段状に整備されていても足元に注意が必要であった。
 到着した薬師山の山頂は広場になっており、小さな石の祠が置かれている。新型コロナが蔓延中のため、感染流行の終焉を祈った。
 下山は黒水コースに向かった。階段状に整備された急な下りが続いた。濡れ落ち葉のために滑りやすく、足場に注意しながらの下りを続けることにななった。一気に高度を下げると、川岸の一段上の杉林に囲まれた広場に出ると、カタクリの花が雪の中に頭を垂れていた。
 黒水コースの登山口に下り立った後は、加茂川の右岸に続く農道を歩くことになる。岩野橋のたもとに出たあとは、民家の間を抜けて坂をひと登りすると車に戻ることができた。
 今回のコースは、一周1時間で手軽に山を楽しむことができるので、隣の猿毛岳のように利用者が増えてもよさそうに思われる。


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