弥彦山

弥彦山


【日時】 2020年3月26日(木) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 弥彦・角田山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 弥彦山・やひこやま・634m・無し・新潟県
【コース】 登り:田の浦コース 下り:宝川右岸尾根
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/弥彦
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:20 新潟=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線、R.402 経由)=7:05 田の浦駐車場〜7:35 発―8:36 弥彦山分岐―9:33 弥彦スカイライン―10:08 弥彦山―10:47 尾根取り付き―11:56 林道登山口〜12:15 発―12:35 鉱山道口駐車場―12:40 田の浦駐車場=(往路を戻る)=13:55 新潟
 弥彦山は、越後平野の日本海際に、角田山や国上山と共にひとつの山塊を作る山である。山頂は、越後一宮として名高い弥彦神社の奥の院の置かれた弥彦山と、一等三角点の置かれた多宝山のふたつのピークに分かれている。

 田の浦から立岩へ抜ける弥彦山麓を通る古道が崖松から延びてくる尾根に乗った所から弥彦山へ登るコースがある。このコースは、以前に田の浦コースと書かれた標識が置かれていたこともあるが、最近では崖松コースと呼ばれることが多いようである。実際には日本海に臨む崖松とはかなり離れているけど。2010年に歩いてから時間が経ってしまっていることと、登山口の橋が撤去されたことからその後の整備に不安があることから、3月15日に旧道からの取りつきを偵察し、整備には問題なさそうなことを確認した。4月に入ると弥彦スカイラインの冬季閉鎖が解除になってしまうので、平日であるが時間が空いたので出かけることにした。
 田の浦駐車場から宝川左岸沿いの藪を歩いて旧遊歩道に乗った。撤去された橋の跡には崖にロープが掛かっていたが、上流部へ踏み跡を辿ると、徒渉できる場所に出た。段差にはロープも掛けられていたが、沢を渡るのには長靴が必要そうであった。一般には、この徒渉点が利用されているようであったが、沢の水量に影響されない崖松トンネル入り口から左岸沿いに進むコースがもっと利用されて良いと思う。
 旧道沿いにはカタクリのお花畑が広がっていたが、時間が早いため花はまだ広がっていなかった。崖松から延びてくる尾根に乗ると、弥彦山への登山道の取りつきに到着する。道は、一般的な登山道レベルに整備されていた。標高差120mの一気の登りが始まる。岩を巻くようになると、北に延びる尾根に乗ると一旦傾斜が緩み、もうひと登りすると岩尾根が現れた。下をトラバースした後に尾根沿いに戻って岩の上に出ると、遮るものの無い展望が広がった。久しぶりの青空が広がり、青い海原の向こうにまだ真っ白な妙高連山を眺めることができた。佐渡島の金北山もまだ白く染まっていた。風景を眺めながらひと息ついた。411mピークを越すとしばらくは緩やかな尾根歩きが続き、再び急登を頑張ると弥彦スカイラインに飛び出した。
 弥彦スカイラインを歩き、鉱山道の出口を通り過ぎると、九合目への登山道が現れる。ひと登りすると、表参道との十字路に飛び出す。この先はメインコースとなり、行き交う登山者も平日にもかかわらず多かった。
 多宝山は省略して宝川右岸尾根を下り、田の浦駐車場に戻った。二本のあまり知られていないコースを使って弥彦山を周回することができた。


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