足沢山

足沢山


【日時】 2020年2月29日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 守門山塊周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 足沢山・あしざわやま・651.8m・四等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/守門岳/栃堀、穴沢
【コース】 林道道院線より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:10 新潟=(R.49、R.403、加茂、R.290、森町、R.290、栃尾、R.290、来伝 経由 経由)=7:45 林道道院線途中〜8:10 発―9:20 林道入り口―10:04 足沢山〜10:25 発―10:50 林道入り口―11:38 林道道院線途中=(往路を戻る)=13:30 新潟
  足沢山は、道院の南に位置する、地形図には山名は記載されておらず「点名・足沢」と付けられているピークである。ブナ林に囲まれており、山頂直前まで林道が通じている。

 昨年4月に横手山経由で栃堀薬師に登ったが、道院高原で林道に出ると、来伝方面から来たものらしいスキーの跡がついていた。来伝からの林道は二車線幅の良い道が整備されているが、来伝の集落から道院高原まではかなり距離がある。除雪の終点あるいは車がどこまで入れるのかを確かめに、2月15日の桑代山の後に車を走らせて偵察を行った。この日は、集落を抜けた林道道院線の起点のすぐ先までしか入れなかった、ただ、その先は日当たりも良い棚田の中を抜けていく道なので、雪融けは早そうであった。
 2月も最終日となり、今年の少雪の具合なら、林道の雪融けも進んでいるはずと思い、道院高原の足沢山に出かけることにした。予想通り、2週前の引き返し点も通過し、カーブを交えながら林道を進んでいくと、雪に付けられた車の轍が急に深くなった。車はここまでとした。新雪も最近積もったようである。この林道は除雪されず、自然のままの雪融けに任せるようで、雪融けの具合を推測する必要がある。林道上での位置は判りにくいが、標高410mを越した少し先で、足沢山への林道入り口までは3kmほどなので、歩ける距離であった。
 今回は、スノーシューが必要と思い、背負って歩き出した。深い車の轍に沿って歩いていくと、200m程先の小広場で車は引き返しており、ここにはスノーモービルが1台デポされていた。ここが一般的な春先の車止め地点になるようであった。この後は、スノーモービルのトレースを踏みながらの歩きになった。スノーモービルで固められた雪は、つぼ足で問題なく歩ける状態であった。見晴らしの良い林道で、はるか先まで見えるため、余計に気合を入れて歩く必要があった。林道の雪は、場所によって厚みに違いがあったものの、次第に深くなっていった。来伝川の左岸に見えてきたピークが、足沢山のようであった。
 足沢山へは、池の手前で分かれる林道に進むことになる。林道に踏み入ると足が潜り、ここでスノーシューを履くことになった。緩やかに下っていくと堰堤に出て、左岸に渡ることができる。池のほとんどは雪に覆われ、兎の足跡が続いていた。
 左岸一帯は道院ふれあいの森ということで道が整備されているようで、コースを確認しながら歩く必要がある。一帯はブナは美しいブナ林が広がっており、気持ち良いスノーシュー歩きを行うことができた。
 足沢山の手前で林道はピークの北側に回り込むため、左手の尾根に取りついた。ひと登りするとブナ林の広がる足沢山の頂上になるが、三角点は、山頂台地の南側に置かれている。三角点周辺は木立が切られているようであった。東側には守門山塊の眺めが広がっていた。さすがに真っ白な雪に覆われており、望遠で撮影した写真を拡大してみると、多くの山スキーヤーや登山者を確認することができた。また、西側には、木立の隙間からではあるが、越後駒ヶ岳や八海山を望むこともできた。
 ひと休みした後に下山に移った。車道に戻った所で、スノーシューは脱いで、つぼ足での歩きになった。
 足沢山のある道院自然の森は、残雪歩きを楽しむことのできるエリアであるが、林道の雪融けの状態をまず判断する必要がある。


山行目次に戻る
表紙に戻る