桑代山

桑代山


【日時】 2020年2月15日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 守門岳周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 桑代山・くわだいやま・578.4m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/守門岳/栃堀
【コース】 林道入口より
【ガイド】 新潟日帰りファミリー登山(新潟日報事業社)

【時間記録】 6:30 新潟=(R.49、R.403、加茂、R.290、森町、R.290、栃尾、菅畑 経由)=8:00 林道入口〜8:20 発―9:19 三叉路―9:57 桑代山〜10:10 発―10:39 三叉路―11:09 林道入り口=(往路を戻る)=13:20 新潟
 桑代山は、栃尾の東に位置し、守門岳の西の裾野に盛り上がった山である。それなりの標高を持つ山であるが、山頂まで林道が上がっており、キャンプ場やパラグライダーベースが設けられていたが、現在では登山道は藪に帰ろうとしており、東屋だけが面影を残している。

 二月も半ばになろうとしているが、今シーズンはまだスノーシュー歩きを行っていない。雪を求めて栃尾方面の山に出かけた。栃尾に入ったが、周囲に雪はほとんど無かった。林道を使って高度を上げれば雪も現れるはずと、桑代山に出かけることにした。
 菅畑の集落の外れが除雪終点箇所で、雪のシーズンはここから歩き出すことになる。ところが雪は全くないため、そのまま車を進めた。道路を雪が覆って車の轍が付いている所もあったが、それも短い距離で桑代山への林道入り口まで入ることができた。雪の状態にもよるが、往復で1時間短縮することができた。
 林道入り口から少し先まで車の轍が付いていた。いくら小雪といっても、上まで車で行けるはずはないので、何の目的か判らない。足跡もついていたが、ひと登りした所までであった。2018年3月に歩いた際には、林道が標高350m地点で崩落していたが、修復されていた。雪も少しずつは多くなっていき、標高460m地点でスノーシューを付けた。つぼ足でももう少し歩けたが、スノーシューを背負っての歩きよりも、付けた方が楽である。
 沢沿いから左に方向を変えてトラバース気味の登りになると、山頂台地のいっかくとなり、三叉路に到着する。この先桑代山までは標高差はさほどないが、今回の歩きの難所になった。以前は、三叉路脇にアウトドア施設があり、桑代山の東屋までの林道も良く整備されていたが、現在は藪化が進んでいる。2016年12月30日の際には、足元の雪が固まっておらず、藪を避けるためのコースとりも難しいために、三叉路の先で敗退になった。今回も笹や灌木の枝を避けながらの歩きになった。雪に付けられたカモシカの足跡をみると、30センチ以上の雪があるようであったが、藪を覆うには不十分であった。
 四つほどの小ピークの下をトラバースしながら進んでいくと、刈谷田川に落ち込む斜面の縁に立つ東屋に到着した。4月に入ったかと思われるほど気温が高いためか、ガスが漂って守門岳はむろん、谷向こうの横手山の眺めも閉ざされていたのは残念であった。
 ひと休みの後、下山に移った。藪漕ぎ区間を終えて三叉路まで戻れば、後は重力まかせの下りになった。
 快適なスノーシュー歩きにはならなかったが、異常な小雪の冬の記録としては、記憶に残るものになった。


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