要害山

要害山


【日時】 2020年2月11日(火) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り時々雪

【山域】 朴坂山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名 
 のろし山・のろしやま・200m・なし・新潟県
 物見山・ものみやま・240m・なし・新潟県
 要害山・ようがいさん・281m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条/坂町
【コース】 平林城跡より
【ガイド】 なし

【時間記録】 8:00 新潟=(R.7 経由)=9:10 平林城跡登山口〜9:38 発―10:12 首切り清水―10:26 のろし山―10:45 物見山―10:55 要害山〜11:05 発―11:18 首切り清水―11:43 平林城跡入口=(往路を戻る)=12:55 新潟
 飯豊連峰と朝日連峰を分かつ荒川の河口部に位置する神林村に、色部氏の居城であった平林城跡がある。平林城は、慶長3年(1598)上杉景勝の会津移封に伴って色部氏が会津金山城に移って廃城になったが、現在も土塁、堀などの跡が良く残され、国の史跡に指定されている。背後の丘陵地帯には、山城が築かれ、要害山(加護山古城跡)には、楼台(近世の天守閣)が置かれていたという。

 ここになってようやく寒気が入り込んだ。朝は道路が凍結しているため、土日と山は休んだが、建国記念日の祝日にはなんとしても山に行きたかった。起きると道路は凍結し、あられ混じりの雪が道路を白く覆う状態であった。朝食をとってから、朴坂山塊の要害山に出かけることにした。中条付近では道路脇の雪は多くなったが、坂町が近づくと再び雪は少なくなり、近づいてきた要害山も白く染まってはおらず茶色のままであった。結局、平林城跡の駐車場まで、うっすらとした雪を踏んで車で入ることができた。
 長靴姿で歩き出したが、念のためにわかんを持つことにして車に戻ると、犬連れの夫婦連れが先行していった。
 登山道に積もる雪も登るにつれて多くなっていったが、それでも首切り清水付近で10センチほどであった。先行者は、そのまま直進していったが、いつものようにのろし山経由で歩くことにした。杉林を抜けてのろし山の下に出ると、急斜面の斜上になる。雪が深いと、雪崩の危険性もあって登山道を辿ることは難しいが、この日は問題なく登ることができた。西に延びる尾根に乗ってからひと登りするとのろし山の山頂に到着する。要害山の山頂を見あげることができたが、嶽薬師は雪雲に隠されていた。この日の天気は雪雲が流れてきてあられ混じりの雪が勢いよく降ってくるのと青空が交互する不安定な天候であった。
 のろし山から尾根を辿って登っていくと物見山に到着する。ここも良い展望台になっているが、目の前の蔵王山塊は良く見えるものの、櫛形山脈は隠されていた。物見山から尾根沿いにひと登りして左に折り返すと、首切り清水からの登山道に合流し、その先で要害山の本丸に到着する。ベンチに積もった雪を払い落としてひと休みした。
 雪道の下りは早く、七曲経由で下っていくと、一気に駐車場に戻ることができた。結局、わかんの出番は無かった。


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