古城山、大峰山

古城山、大峰山


【日時】 2020年2月2日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 櫛形山脈
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 古城山・こじょうさん・283m・なし・新潟県
 大峰山・おおみねやま・399.5m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟、村上/新発田、中条/菅谷、中条
【コース】 箱岩峠より
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:55 新潟発=(R.7、貝屋、七社 経由)=7:40 箱岩ゲート〜7:58 発―8:13 箱岩峠―8:20 登山道入口―8:42 古城山―9:32 大峰山入口―9:52 大峰山―10:02 菅谷登山道入口―11:05 箱岩峠―11:20 箱岩ゲート=(往路を戻る)=12:10 新潟
 櫛形山脈は、日本海沿いに広がり、胎内川と加治川によって両端が切りおとされる全長約13キロメートルの山塊である。25000分の1図に山脈と記されている唯一の例といわれ、日本一のミニ山脈と呼ばれている。北部の白鳥山から鳥坂山、櫛形山を経て大峰山に至る縦走路は、良く知られているが、それより南部の箱岩峠に至る縦走路は、良く整備されているにもかかわらず歩く者は少ない。古城山は、箱岩峠の北1kmにあるピークである。

 小雪に誘われて箱岩峠から大峰山まで歩くことにした。箱岩峠への道は、雪が全くないにも関わらず、箱岩集落の先の山間に入った所で例年通りに冬期閉鎖になっていた。わかんも持たずに長靴で歩き出した。
 箱岩峠まではひと頑張り。ゲートから林道に進むと登山口に到着するが、林道にはうっすらと雪が見られるものの、登山道は土が現れて茶色のままであった。昨夜の雨も山で雪が積もるほどにはならなかったようである。
 大峰山へは、穏やかな尾根歩きが続く。途中、登山道が直下を通過する古城山の山頂を踏んでいくことにした。手前から尾根上に出るよりも、残っている鉄柵の杭の所から堀切跡の窪地をひと登りするのが早い。尾根上に出た所で右折した高まりが古城山の山頂となるが、テープが見られるものの、山頂標識のようなものは無い。大峰山方面に尾根を進むと、堀切が何か所も現れる。一か所は急な崖状で、木の枝を掴みながらバックステップで下ることになった。
 歩くうちに登山道を雪が覆うようになったが、歩きの支障になるほどにはならなかった。防災無線の塔の立つピークを越して下っていくと林道に一旦下り立ち、東屋を見るとその先で大峰山への登山道が始まる。ようやく雪山らしくはなったものの、この日は木の枝が白く着氷しておらず、冬枯れの木立が広がっていた。
 大峰山の山頂に到着すると、女性の単独行がおり、どこから来たのかと聞いてきたので箱岩峠からと答えた。法印瀑コースを歩いている者はと聞かれたが、雪の上の足跡から見るといないようであった。この日の小雪状況なら、法印瀑コースも歩けるはずである。
 帰りは、林道歩きで戻った。雪がクッションになって砂利道も歩きやすくなっていた。
 箱岩集落から箱岩峠経由で大峰山へは、距離は長いもののきつい登りは少なく、歩きやすいコースである。もっとも例年の状態なら、この季節は雪が深く歩けない距離である。


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