朴坂山

朴坂山


【日時】 2019年12月14日(土)
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 朴坂山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 朴坂山・ほうざかやま・438.2m・一等三角点本点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条、小国/坂町、越後下関
【コース】 朴坂より
【ガイド】 分県登山ガイド「新潟県の山」(山と渓谷社)、新・新潟ファミリー登山(新潟日報社)

【時間記録】 7:20 新潟=(R.7、十文字、R.113、R.290 経由)=8:40 朴坂〜9:00 発―9:39 林道分岐―10:25 縦走路分岐―10:40 朴坂山〜10:58 発―11:13 縦走路分岐―11:47 林道分岐―12:14 朴坂=(往路を戻る)=14:00 新潟
 日本海の海岸平野部と荒川と女川の間に挟まれた一帯には、標高200〜400m程度の山塊が広がり、朴坂山塊と呼ばれる。その中では、盟主ともいえる朴坂山は、一等三角点も置かれ、登山者にも知られている。

 起きると晴天になっており、展望を楽しめる山へ急遽計画変更して、朴坂山に向かうことにした。先回登ったのは2016年で、少し時間があいていることもある。
 朴坂橋を渡った先の脇ノ沢林道入り口に車を停めて歩き出した。まずは、集落内に進み、絵看板の置かれた角から朴坂山へ進んだ。この絵看板は、すでに無くなっている栗園やサンバクラ山経由の道が書かれており、情報が古くなっている。また、矢印で「三角点」と示されているが、これは判りにくい。
 林道をひと登りすると朴坂神社があり、その脇から登山道が始まる。枝沢を巻きながら、杉林の中の暗い感じの道が続く。水の流れる沢をまたぎ越してひと登りし、尾根上に出ると脇ノ沢林道との分岐となる。林道はすぐ下に見えており、登山道をひと下りすれば林道に出ることができる。集落内からここまでは面白いとは言えない杉林の中の歩きなので、下山時には林道コースを使うのが良い。
 分岐からはカーブを交えながら緩やかに登っていき、北東に落ち込む尾根に乗ると、急登が続くようになる。滑り易い急坂で、連続的に張られているロープを掴んで登ることになる。標高320mと370mで広場があり、光兎山や朝日連峰の眺めが広がっており、眺めを楽しみながらひと息入れることになった。登りの途中からは、縦走路のある稜線はすぐ上のように見えるが、期待が外されることになる。
 稜線に上がって、ここは左折。緩やかな稜線歩きを続けると朴坂山に到着する。まずは、一等三角点と広場に置かれたお堂の写真をとってから展望台に進んだ。藤沢川の谷間の奥に光兎山と純白の朝日連峰が並ぶ姿は美しかった。南には二王子岳や飯豊連峰も眺めることができた。朴坂山は、一等三角点峰ならではの展望を楽しむことのできる山である。
 下りを始める前に、他の登山道の確認を行った。嶽薬師への下りは歩けそうであったが、サンバクラ山経由の道は藪に覆われていた。
 下山は、ロープを掴んで半身になっての歩きが続いたが、それでも油断すると尻もちをついた。分岐から脇ノ沢林道に下りたが、車の走行にも問題の無い路面状態であった。もっとも、林道の入り口にゲートが閉められており、一般車は入ることはできない。林道を足早に下って車に戻った。
 車に戻って着替えを終えると、雨が降りだし、帰宅途中にはラジオから雷の雑音が入り、本降りの所も出てきた。良いタイミングで下山でき、その点でも計画変更は正解であった。

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