見附城山

見附城山


【日時】 2019年12月7日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行 
【天候】 曇り

【山域】 見附丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 金山・かなやま・185.8m・三等三角点・新潟県
 天神山・てんじんやま・160m・なし・新潟県
 城山・しろやま・119.2m・三等三角点・新潟県
【コース】 大平森林公園より周回
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/三条/見附
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:35 新潟=(R.49、R.403、三条、元町 経由)=8:00 見附市市民の森駐車場〜8:25 発―9:10 林道口〜9:13 遊歩道入り口―9:37 金山―9]40 金山―10:25 天神山―10:34 東屋〜10:44 発―11:20 城山―11:43 見附市市民の森=(往路を戻る)=13:20 新潟
 城山は、見附市のすぐ北側の越後平野の縁にのぞむ丘である。見附城がかつて置かれ、現地に立てられた看板の説明には、「見附城跡三条長尾氏の有力な武将丸田の右京之助の居城。謙信死後の家督戦争「御館の乱」に丸田氏は中越の諸豪族らと上杉景勝に抗し勇戦虚しく落城した」とある。栃尾と三条を結ぶ街道筋のおさえとして、重要な位置を占めていたようである。城山に向かいあう見附市市民の森から大平森林公園を経て城山まで登山道が設けられ、丘陵歩きを楽しむことができる。

 週末にかけて寒気が強まり、北海道から秋田県まで大雪に見舞われている。新潟でも今年初めての雪になった。山の雪の状態が判らないので、登山道のしっかりしている低山を考えることになり、見附城山に出かけることにした。
 見附市市民の森に近づくと、路面にもシャーベット状の雪が現れるようになった。市民の森の駐車場も数センチの雪に覆われていた。駐車場の向かいに城山が広がっているが、すでに紅葉も散って雪に彩られた冬枯れの姿を見せていた。曇り空が広がっていたが、雪道の歩きになるので長靴を履いて歩き出した。
 駐車場から一般車通行止めの車道を登っていくと学習管理棟の前に出て、左折して舗装された遊歩道に進む。ひと登りすると里見台という看板が置かれた広場に出て、ここから登山道が始まる。城山を眺めて一息ついてから登山道に進んだ。
 坂を登っていくと佐渡見台に出て、この先は雑木林の尾根歩きが続くようになる。雪は10センチほどで表面は締まっており、歩くのに支障は無い状態であった。「片平越え」という看板がを見て小さなアップダウンを繰り返していくと、広域林道「馬場・元町線」に下り立つ。林道は雪に覆われていたものの、車の轍が続いていた。この先に人家や施設はなさそうなので、雪道走行を楽しんでいるのだろうか。
 左折すれば大平森林公園に出るが、ここは右折する。林道を150mほど進むと「大平森林公園遊歩道」の入口に出る。遊歩道に進んだすぐ先で185.8m三角点(金山)ピークへの道に進んだ。大平森林公園への道との分岐付近は、雪に覆われて判りにくくなっており、雪の無い時期に歩いて道を確認していないと歩けない状態であった。西に向かって林道の北側に沿って延びる尾根に乗ると、道も判りやすくなってきた。
 ピークの上に出ると山道の脇に字の読めない石碑が置かれており、ここから三角点へ進んだ。道は無いが藪は雪に覆われて歩きやすくなっていた。三角点を探すと、20センチ程積もった雪の上に木の標柱が頭を出しており、その周りの雪を足で除いていくと、三角点を見つけることができた。
 山道に戻ってピークを下っていくと、遊歩道に合流する。この合流点からは、東側の眺めが広がっており、粟ヶ岳を眺めることのできる展望地になっている。この先は尾根歩きが続くようになるが、しっかりした遊歩道が整備されている。尾根が西に方向を変える小ピークに「北潟へ至る 県道まで60分」という、以前は無かった案内板が置かれていた。大龍山の南山麓を走る駒込北潟線へ下るようで、いずれ確かめたいと思う。ただ、他に組み合わせるコースが無く、単純な往復になりそうなのは残念である。
 小ピークを乗り越えながら進んだいくと、大平森林公園から林道幅の遊歩道が上がってくる。この先は、雪の上に登山者の歩いた足跡が続くようになった。天神山と思われる小ピークを越していくと、東屋が現れる。東屋の中では二人連れが休んでいた。ここはコース一番の展望地になっており、粟ヶ岳や城山の眺めを楽しむことができた。
 ひと休みしてから城山への道に進んだ。足跡が続いており、二人連れは城山から歩いてきたようである。雪も融け始め、下り坂では滑りやすくなってきて、足元に注意が必要になってきた。
 小栗山集落への道を右に分けて下っていくと、伐採地の向こうに城山の山頂を望むことができるようになる。ひと登りすると台地状の城山の山頂に到着する。山頂部は雪に覆われていたが、見当をつけて雪を掻き分けると三角点を見つけることができた。山頂からは、西国三十三観音の石仏が置かれた山道を下っていくと、最後に元町神社の社殿の脇に出る。歩き初めの駐車場は車道を挟んだ向かいで、周回を終えることができる。
 今回歩いたコースは、距離6.9m、累積標高463mであった。それなりに体力を使うことになるので、低山歩きとしてもっと知られて良いコースであると思う。

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