大蔵岳、菅名岳

大蔵岳から菅名岳


【日時】 2019年11月2日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 菅名山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 大蔵岳・おおくらだけ・864.3m・三等三角点・新潟県
 三五郎山・さんごろうやま・910m・なし・新潟県
 菅名岳・すがなだけ・909.2m・二等三角点・新潟県
【コース】 いずみの里登山口より周遊
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/村松、馬下
【ガイド】 分県登山ガイド「新潟県の山」(山と渓谷社)

【時間記録】 5:50 新潟=(R.49、馬下橋、R.290 経由)=6:50 いずみの里登山口〜7:05 発―7:23 階段コース登山口―8:16 四合目―9:20 大蔵岳〜9:25 発―9:41 三五郎山―10:32 菅名岳―11:27 椿平―11:41 北沢登り口―11:58 どっぱら清水入口―12:22 林道終点―12:57 いずみの里登山口=(往路を戻る)=14:05 新潟
 菅名山塊は、阿賀野川と早出川に挟まれ、新潟平野の南東端に沿って広がる山塊である。北は阿賀野川より、鳴沢峰、菅名岳、三五郎山、大蔵岳、不動堂山と頂稜を連ねて早出川に落ち込んでいる。美しいブナ林、酒の仕込み水として有名になったどっぱら清水など、手頃に自然と親しむことのできる山である。菅名山塊は、新潟市周辺における人気の山のひとつになっており、多くの登山道が整備されている。特に、いずみの里登山口から大蔵山へ登り、菅名岳へ縦走して丸山尾根を下り、途中からどっぱら清水のある北沢に下って周遊するコースは、菅名山塊の魅力を味わうことのできる代表的コースである。

 10月の6回の山行は、雨に見舞われてすべて長靴登山になった。11月に入ってようやく登山靴を履いての登山ができることになった。今年の紅葉は少し遅れているようだが、秋の定番になっている菅名岳を登ることにした。
 いずみの里登山口の駐車場に到着すると、車四台が停められていた。10月は雨に祟られ、ようやく到来した晴天の日、三連休の初日ということで、登山者は多いだろうと思っていたので予想が外れた。大賑わいであろう五頭山とは違っている。
 まずは階段コースから大蔵山に向かった。西沢沿いに林道を進んだ先からは、沢コースと急登コースという二つのコースがあって四合目で階段コースと合流していたが、現在は廃道になっているので、わざわざ階段コースという必要もなくなっている。
 尾根に取りつくと、急な登りが続く。ひと汗かいた所でようやく一合目の標識が現れる。もうひと頑張りすると傾斜も緩やかになって、ブナ林も現れてくる。登るにつれて、林が黄色に染まっていった。四合目付近からは、黄葉も見事になって、カメラを首から下げて写真を撮りながらの歩きになった。六合目を過ぎると、葉も茶色に変わっていき、登山道の上の落ち葉が目立つようになった。灌木帯に変わると、大蔵岳の山頂も近づいてくる。
 到着した大蔵岳の山頂には、誰もいなかった。雲が多めで、遠望が利かないのは残念であったが、菅名岳や鳴沢峰は眺めることができた。菅名山塊の稜線近くは紅葉に彩られていたが、中間部から下は緑が濃く、今年の紅葉は遅れていた。
 菅名岳への縦走路に進んだ。この縦走路は、大きなアップダウンは無く、距離もそう長くはないので、大蔵岳のピストンではもったいなく、菅名岳、どっこん清水経由で下山するのがお勧めである。
 菅名岳に到着すると、小山田側からの登山道も含めて4名がいるだけで、空いていた。椿平に向かって下山していくと、途中から再びブナ林の黄葉が美しくなった。ただ、椿平の手前で黄葉は見られなくなってしまった。途中で、数名の登山者とすれ違ったものの、静かな山に浸ることができた。
 椿平からは、北沢に向かっての急降下となる。最後に鉄梯子を下ると、沢岸に通じる登山道に到着する。その後は、沢を橋で何回も渡りながら、沢岸に続く登山道を下っていくことになる。林道終点の手前で斜面が崩壊して、歩道が橋状に渡されている所もあったが、これは記憶にない。
 林道に出てからは、いささか長く感じる歩きを頑張って駐車場に戻った。

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