護摩堂山

護摩堂山


【日時】 2019年10月27日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 新津丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 護摩堂山・ごまどうやま・271m・なし(268.3m・一等三角点補点)・新潟県
【コース】 湯田上登山口駐車場
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/矢代田
【ガイド】 新潟ファミリー登山(新潟日報事業社)、新・新潟花の山旅(新潟日報事業社)

【時間記録】 6:20 新潟=(R.49、茅野山IC、R.403、田上 経由)=6:50 湯田上登山口駐車場〜7:10 発―7:52 護摩堂山―8:23 湯田上登山口駐車場=(往路を戻る)=9:20 新潟
 新潟平野の内陸部の縁に沿った、新津、加茂、五泉の中間に広がる丘陵地を、新津丘陵と呼ぶ。この新津丘陵では、一等三角点も置かれている護摩堂山がハイキングの山として親しまれている。この山には、かつて山城が置かれ、南北朝時代(14世紀)には戦いの場になったと伝えられている。応永の大乱(1423年)では、中条町に拠点を持つ武将中条房資が一族を護摩堂山の要害に分勢し、田上原で守護代の長尾邦景と戦ったという。現在では、本丸跡、お屋敷跡、矢場、空堀跡等の遺構が残されている。山頂一帯には、あじさい園が設けられ、この時期は特に賑わう。

 日曜日も雨の予報が出た。雨でもなんとか歩ける山ということで不動堂山を登ることにした。家を出る時に雨は止んでいたので問題ないと思ったのだが、ラジオから流れる天気情報で山のある五泉方面に大雨洪水警報が出ていることを知った。車は新津に近づいており、計画変更ということで、護摩堂山を登ってともかく登山を行うことにした。
 湯田上登山口駐車場に到着すると、驚いたことに10台程の車が停められた。朝食をとっている間に、早くも下山してくる者がいた。秋も深まって日の出も遅くなっているので、薄暗い内から歩き出しているようである。
 長靴を履いて歩き出したが、最近は悪天候に見舞われて、登山靴での歩きが行えていない。
 護摩堂山の山頂までは林道が続いているが、時折傾斜がきつくなって、汗を流すことは免れない。登山道周囲は、雑木林で歩いていても気持ちが良い。下山してくる登山者にも多くすれ違った。山頂が近づいてくると、雨が降り出し、雨具の上着を着込むことになった。
 あじさい園に出ても、花の季節と違って誰もいなかった。ひと登りして到着した山頂も誰もおらず、霧雨が流れていた。展望も完全に閉ざされていた。
 下りの途中にも何人もの登山者とすれ違い、駐車場に戻ると、10台ほどの車が新たに停められていた。
 家に戻る途中、本降りの雨に遭遇し、最低ランクの護摩堂山でも登れてよかったという気持ちになった。

山行目次に戻る
表紙に戻る