角田山

角田山


【日時】 2019年10月20日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 角田山
【山名・よみ・標高三角点・県名】
 角田山・かくだやま・481.7m・二等三角点・新潟
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/角田山
【コース】 登り:ほたるの里コース 下り:石切場コース
【ガイド】 無し

【時間記録】 6:30 新潟発=(新新バイパス、新潟西バイパス、亀貝IC、R.116、竹野、R.460 経由)=7:10 ほたるの里登山口〜7:30 発―8:22 山の神分岐―8:40 竹野町分岐―9:05 角田山―9:53 石切場登山口―10:13 ほたるの里登山口=(往路を戻る)=11:10 新潟
 弥彦山と連なって日本海の波打ち際にたたずむ角田山は、佐渡弥彦国定公園に指定され、新潟市民の日帰り登山の山として最も親しまれている。角田山は、各方面から登山道が開かれており、変化に富んだ山歩きを楽しむことができる。四季を通じて登られている山であるが、特に春の雪割草の時期には、県外から観光バスを連ねて団体がやってくるようにもなっている。

 日曜日は、天気が回復するといっても雨上がりの歩きで、条件としてはあまり良くない。そのうえ、小出市街地にクマが現れて、連日4人、2人の怪我人が出てしまった。遠出の意欲を失い、近場の山ですますことにして、角田山の未確認ルートを歩きに出かけた。
 2017年9月17日に山の神コースから登った時、山頂台地の直下を巻くように続く道があり、そこから南の尾根に向かって下っていく踏み跡があるのを発見した。地形図を見ると、尾根を真っ直ぐ下っていき、末端部で東西に林道が沿うようになるのでどちらかに下り立つだろうと想像できる。登山口はどこか判らず、このコースを確かめるには実際に下ってみるしかない。ただ、このルートを下ってしまうと、車を置いた山の神コースの登山口に戻るのは、平地の歩きの距離が長くなるので、今後の課題とすることになった。今回はほたるの里登山口から歩き出すことにしたが、これなら下山後の歩きも短いはずである。
 ほたるの里登山口の駐車場からは、雨上がりで木立が濡れていたので、登山道ではなく車道から歩き出した。ひと登りすると平成観音に出て、ここから登山道に進んだ。階段登りでひと汗かくと、後は緩やかな尾根歩きが続くようになる。東屋が現れるが、屋根は無くなっている。2016年に歩いた時も屋根は無くなっていたので、修理する予定はなさそうである。木立の間から角田山の山頂を眺めることができるが、まだ遠い。
 239.1m三角点ピークでコースは左に曲がり、一旦下りになる。再び尾根に乗って進んでいくと、山の神からのコースが合わさる。その先で階段登りが続くようになると、五りん石コースが合わさる。この先は標高差120mほどの急坂の階段登りが続くので、足に負担がかかる。
 角田山の山頂部に到着すると、一段下をトラバース気味に進むようになる。二か所で山頂方面への道が分かれるが、そのまま直進すると、今回の課題である南尾根への下り口がある。ひとまず山頂の三角点まで足を運んでから下り口に戻った。
 下り口からは、はっきりした踏み跡が続いていたが、赤布のような目印は見当たらなかった。踏み跡に進むと、右手が崖になった痩せ尾根に出た。尾根から左に一段下がったところに踏み跡が続いていたが、雨上がりで泥が滑りやすく、木の枝を掴みながら慎重に通過した。直に尾根も歩くのに支障がないまでに広がった。標高360m付近で尾根が広がると、踏み跡を見失わないように注意が必要になった。この付近からは西側の林道に下るという可能性もある。
 結局左右に尾根を外すこともなく、尾根通しの下りが続いた。最後に地形図でも崖マークの記載されている尾根末端まで進んだところで、西側の林道に向かってコースを変えた。短い距離ではあったが、崖際の急坂で足元に注意が必要なところもあった。林道に飛び出して振り返ったが、ここにも目印は付けられていなかった。登山道があるということを知っていれば、見つけることができるであろう。後は、林道歩きでほたるの里登山口に戻った。
 ほたるの里コースから登った際には、この石切場コースか、三方平から落合コースを下れば、周回コースを楽しむことができる。

山行目次に戻る
表紙に戻る