猿毛岳
【日時】 2019年10月19日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り
【山域】 加茂丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
猿毛岳・さるけだけ・326.7m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/加茂
【コース】 尾根コースから旧スキー場へ
【ガイド】 なし
【時間記録】 7:30 新潟=(R.49、R.403、加茂 経由)=8:35 猿毛口〜8:55 発―9:47 猿毛岳―10:12 スキー場跡登山口―10:40 猿毛登山口=(往路を戻る)=11:45 新潟
新潟平野の縁に沿って広がる加茂丘陵の南東の角に位置し、加茂川右岸の猿毛の集落の背後にある猿毛岳は、この一帯の最高峰にあたる。猿毛岳とR.290を挟んで向かい合うように、最近閉鎖された冬鳥越スキー場があるが、猿毛岳にもかつてスキー場があり、山中にその跡が見られる。平成10年から11年にかけて登山道が整備され、さらに最近山頂に小屋が建てられて、登山者も多くなっている。
東日本に甚大な被害をもたらした超大型台風から一週後の週末であるが、また大雨の予報が出てしまった。土曜日の山は諦めていたが、朝起きると雨は止んでいた。インターネットで雨雲の状態を確認すると、西からの雨雲が新潟周辺だけ避けるように動いていた。なんとか雨の合間をぬって山歩きができそうなので、猿毛岳に出かけることにした。
周回するため、いつものように日吉橋を渡った所の空き地に車を停めた。奥の登山口をうかがうが、他の車は無かった。下山時にも他の車は無く、この日は天気予報によって登山を諦めてしまったようである。
川沿いに少し歩いて先の登山口から山に向かった。ひと登りすると日吉神社のお堂の脇に出て、後は尾根沿いの急登が続くようになる。階段状に整備されているが、歩き初めはきつく感じる。周辺が杉林から竹林に変わると、傾斜もさらにきつくなる。薄日が竹林の間から差しこんで、予想外の登山日和になった。
6/9合目で、左から上がってきた尾根に乗り換え、この先は傾斜も緩んで雑木林の中の気持ちの良い歩きになる。緩やかに登っていくと、小屋の置かれている猿毛岳に到着。木立が刈払われて、白山から粟ヶ岳にかけての眺めと角田・弥彦方面の眺めが広がっている。低山ながら、展望の楽しめる山である。
展望を楽しんだら、旧スキー場への道に進む。幅広の道が設けられ、草もしっかり刈られていた。飯豊展望台からは、山腹のトラバース道に変わる。S字状に曲がるところもあり、雪の季節にはコースを見失い易いところである。麓に広がる杉林を抜けると、林道に飛び出し、沢沿いに下っていくことになる。夏草が茂って車の通った跡がないなと思ったら、集落手前で、ナラの立ち枯れの木が倒れて道を塞いでいた。夏草の踏み跡を見ると、猿毛岳の登山者も、多くは川岸の登山口から往復する者が多いようであった。
雨に合わなかったことに感謝して家に戻ると、昼過ぎからは本降りの雨になった。
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