天神山から松ヶ岳

天神山から松ヶ岳


【日時】 2019年10月19日(月) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 雨

【山域】 弥彦山周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 天神山城址・てんじんざんじょうし・230m・なし・新潟県
 松ヶ岳・まつがだけ・174m・なし・新潟県
 (松岳山城址・まつたけやまじょうし)
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/弥彦/弥彦
【コース】 丸小山公園より周回
【ガイド】 なし

【時間記録】 6:30 新潟=(新新バイパス、新潟西バイパス、R.116、県道新潟・寺泊線 経由 経由)=7:25 丸小山公園〜7:45 発―8:30 天神山城址―9:19 松ヶ岳―9:27 岩室神社―9:35 丸小山公園=(往路を戻る)=10:50 新潟
 天神山城址は、弥彦近くの岩室集落の背後にある山城である。城主の大国実頼は、直江兼続の弟である。二人は、樋口家に生まれたが、それぞれ、直江家と小国家に養子に入り、上杉家の重臣として活躍した。

 せっかくの三連休であったが、土曜から日曜日にかけて関東地方から東北に抜けて超大型の台風は、太平洋側のみならず新潟県でも洪水被害を起こした。阿賀川が津川、信濃川が長岡で氾濫し、道路の不通も各所で起きているようであった。
 火曜日には、天気は小雨までに回復したものの、台風の被害の詳細もまだ判らず、どこの山に出かけるか頭を悩ますことになった。問題のなさそうな山ということで、天神山城址に出かけることにした。
 丸小山公園に到着してみると、登山者の車が二台停まっており、二名が先行して歩き出していった。下山時には車は増えており、いつもは他の登山者がいるかいないかの静かな山も、この日は賑わっていた。
 公園をつっきって城門を抜けると、林道幅の急坂が始まる。歩き初めで体も慣れておらず、この急坂ではいつも息が切れる。急坂を登りきると簡易水道施設があり、ここからは尾根通しの登山道となる。
 台風による強風によって、登山道には折れた木の枝が積み重なっていた。コース全体では、二か所に倒木があったが、通過に支障はなかった。階段状に整備された急坂を上った小ピークを越すと一旦下りになって林道を横断することになる。
 林道を横断して尾根沿いにひと登りすると物見台跡に出る。刈り払われて新潟平野の展望地になっているが、雨雲が広がって展望も霞んでいた。瓢箪池を右下に見てひと登りすると急坂に突き当たり、左手から回り込むと天神山城址の山頂に到着する。天神山城址の刈り払いは樹木が延びて、以前よりも見晴らしが悪くなっていた。
 天神山城址の先に下っていくと、石瀬峠との分岐となるが、松ヶ岳への道に進む。この先は歩くものが少ないのか、夏草が茂っているところも現れた。下りを続けていくと、牧場の脇に出る。鉄条網の柵も壊れており、牧場は閉鎖されてしまっているようであった。
 しばらく林道幅の道を進み、小ピークを越すと松ヶ岳への急な登りになる。山頂付近には、堀切や帯曲輪といった人の手が加えられているようであった。松ヶ岳の山頂は石碑が置かれた広場になっているが、木立が広がって展望は閉ざされている。
 松ヶ岳から九十九折の道を下っていくと、岩室神社に下り立ち、あとは車道歩きで車に戻った。
 三連休にしては、なんとか山歩きができたということに終わったが、台風の被害を受けなかったということを感謝するべきであろう。

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