櫛形山

櫛形山


【日時】 2019年9月14日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 櫛形山脈
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 櫛形山・くしがたやま・568.0m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条/中条
【コース】 登り:要害山コース、下り:大沢尾根コース
【ガイド】 なし

【時間記録】 5:55 新潟=(R.7、中条 経由)=6:55 森林公園入口〜7:15 発―8:04 市の沢城跡―8:23 大沢駐車場分岐―8:43 稜線分岐―8:58 櫛形山〜9:05 発―9:41 大沢尾根登山口―9:46 大沢駐車場―10:04 森林公園入口=(往路を戻る)=11:20 新潟
 櫛形山脈は、2万5千分の1地形図に書かれているうちで最も小さい山脈として知られている。櫛形山は、山脈の最高峰で盟主の立場にあるが、ハイカーの人気では、大峰山に負けている。櫛形山の山頂付近には美しいブナ林が広がっており、日帰りの山としてもっと歩かれて良い山である。

 三連休初日であるが、翌日から海外旅行に出かけるので、近場の山ということで櫛形山に出かけることにした。森林公園を起点として、要害山コースから大沢尾根コースへ周回することにした。
 いつものように、Y字路のすぐ先の駐車場に車を停めて歩き出した。森林公園の池は、水が減って、美しさが損なわれていた。公園内には、幾張りものテントが見られたが、道路脇に停められていた車は山形ナンバーで、どういったグループなのか疑問が沸いてきた。
 公園からは、まず沢を大きく巻いていく道が続き、ひと登りで尾根上に出る。この先は小ピークを乗り越えていく道が続く。急坂を登り切ると、その先は下りになるということを繰り返し、あまり効率の良い道ではない。ようやく秋めいた気候になって、歩きやすい状態になった。ただ、この日の一番の問題は登山道に張られた蜘蛛の巣であった。このコースを暑い季節に歩く者はほとんどいなかったようである。顔に蜘蛛の巣がべたりと張り付くため足を止めて少しバックすることも度々であった。蜘蛛の巣を払うストックは、蜘蛛の巣で鳥もち状態になってしまった。
 登りの途中のチェックポイントである市の沢城跡に到着して、市街地や粟島を眺めてひと息入れた。ここからは市の沢に向かって下る登山道があったのだが、藪に覆われていた。このコースは一旦沢に下ってから稜線近くに登り返すという、無駄に体力を消耗するコースのために歩いていなかったが、廃道になってしまったとなると残念な気もした。
 大沢駐車場からのコースが合わさると、この先は登山者も多く歩いているのか蜘蛛の巣払いも終わりになった。この分岐からはそう遠くない距離で縦走路に出ることができた。合流点から僅かに下ってから登り返すと、美しいブナ林の中の歩きになる。
 ブナ林を眺めながら歩いていくと櫛形山に到着する。秋になって太陽が低くなっているため逆光気味ではあるが、えぶり差岳をはじめとする飯豊連峰の眺めが広がっていた。
 下山は、大沢尾根を下った。歩きやすい登山道で一気に高度を落とすことができた。もっとも、この大沢尾根を登りに使ったことは無いので、登るとなるとそれなりに汗を絞らされることであろう。
 大沢尾根登山口から草に覆われた林道を下っていくと、ゲートの設けられた駐車場に出る。車が一台停められているだけで、晴天の三連休としては寂しい状態であった。おそらく大峰山は大賑わいであろうけども。
 この後は林道歩きで車に戻った。未舗装の林道は、深くえぐられてタイヤの置きどころに注意が必要な所も数か所あった。

山行目次に戻る
表紙に戻る