国上山

国上山


【日時】 2019年9月7日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 弥彦・角田山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
  国上山・くがみやま・313.2m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/三条、弥彦/寺泊、弥彦
【コース】 酒呑童子神社より
【ガイド】 新・新潟ファミリー登山(新潟日報社)、新花の山旅(新潟日報社)

【時間記録】 5:45 新潟発=(R.402、野積大橋、国上入口 経由)=6:45 酒呑童子神社駐車場〜7:05 発―7:32 林道―7:44 国上寺―8:07 国上山〜8:15 発―8:45 稚児道分岐―8:55 麓登山口―9:10 酒呑童子神社駐車場=(往路を戻る)=10:30 新潟
 国上山は、角田山から弥彦山に連なる丘陵の西端にあって、その西の麓には信濃川から日本海に向かって大河津分水が切り開かれている。国上山には、良寛ゆかりの国上寺(こくじょうじ)があり、史跡巡りの観光で訪れる人も多い。また、酒呑童子はこの国上寺の稚児であったという伝説も残されている。低山ながら展望に優れ、ハイキングコースも良く整備されている。

 朝鮮半島を通過の台風の影響で日本海側にフェーン現象が起こり、35度の猛暑が復活した。朝のうちに登山を終えることのできる山として国上山に出かけることにした。度々出かけている山ではあるが、稚児道から麓登山口への道はしばらく歩いていない。酒呑童子神社駐車場からの周回コースを確かめるために出かけた。
 酒呑童子神社駐車場の駐車場に入ると、すでに車が停まっていた。酒呑童子神社の池の掃除を行う人の他に登山者がいるようであった。酒呑童子神社を抜けて登山道に進むと、直線的に登っていく道が続き、汗が噴き出てきた。朝から蒸し暑さが堪える状態であった。枝尾根の張り出し部からこもれび広場経由の道に進んだ。杉林から雑木林に囲まれた広場に出ると解放感に包まれたが、なぜか藪蚊が多く一気に数か所刺された。尾根沿いに登っていき、傾斜が緩んで僅かに下ると林道の横断点となり、稚児道に出ることができる。この先は僅かに下り坂になった稚児道を歩くと国上山の駐車場に出る。
 先回の7月の山行は国上寺の「イケメン官能絵巻」を見るのが目的であった。その後町の方から撤去するようにお達しがあったはずであるが、まだ飾られていた。国上寺は、SNSの炎上供養なるものもやっており、この絵は炎上狙いの話題造りというのがみえみえであるのが残念である。
 登山道に進むと、階段登りが続き、大汗をかきながらの登山になった。足を止めないで登り続けることが目標になった。到着した国上山の山頂は、単独行が入れ違いに下山していって、他に誰もいなくなった。汗を拭いながらひと息いれた。
 蛇崩れ経由で下山したが、途中で数名の登山者とすれ違った。稚児道のT字路では、今回は左の麓への道に進んだ。緩やかな尾根沿いに下っていくと砂防ダムの上を通過して沢の左岸沿いに出て、その先で荒れた林道に下り立った。林道は砂防ダムのある谷間に続いているようで、登山道の入り口にはテープはあるものの標識は無いので注意が必要である。
 登山道入口からは僅かな距離で麓集落の車道に出たが、ここには国上山の標識が置かれていた。ただ、周辺に駐車スペースは無いので、ここから登るのには適していない。後は山裾にそって延びる車道を歩いて酒呑童子神社駐車場に戻った。T字路から国上寺までの稚児道は登りが結構あるので、酒呑童子神社駐車場を起点とする場合には麓集落に下ってしまってから戻る方が楽である。

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