鳥坂山

鳥坂山


【日時】 2019年9月1日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 櫛形山脈
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 板額峰・ばんがくみね・330m・なし・新潟県
 鳥坂山・とっさかやま・438.5m・三等三角点・新潟県
 ユズリハの峰・ゆずりはのみね・385m・なし・新潟県
 黒中山・くろちゅうやま・446.4m・四等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条/中条
【コース】 登り:樽ヶ橋コース 下り:黒中コース
【ガイド】 このコースについては無し

【時間記録】 5:40 新潟=(R.7、中条 経由)=6:25 胎内観音〜6:45 発―7:27 板額峰―7:54 鳥坂山〜8;00 発―8:18 ユズリハの峰―8:45 黒中山―9:25 黒中山登山口―9:58 胎内観音=(往路を戻る)=11:20 新潟
 白鳥山と鳥坂山は、日本一のミニ山脈と呼ばれて親しまれている櫛形山脈の北端の山である。縦走路を初め、これらの山を中心にした登山道が何本も開かれている。

 先週に雨のために計画変更した鳥坂山を登ることにした。胎内観音の駐車場に到着して登山道入り口を見ると、法面工事の案内板と並んで、興屋沢の峰のアンテナが撤去されるので注意を促す案内板が置かれていた。遠くからも目立っていたアンテナ施設なので、無くなると少し寂しい気がする。
 駐車場からは、しばらく林道歩きが続く。急坂を上がっていくと、山の斜面にジャングルジムのようなパイプ組が設けられていた。パイプ施設で占領された林道終点から登山道に進んだ。
 石が露出した急斜面であるが、足場はしっかりしており、歩くのには支障はない。ただ、落石を起こさないように足元に注意が必要であった。登山道脇の岩は、落石防止のために太い金属製ワイヤで固定されていた。急斜面の登りであるが、小さなジグザグを繰り返すため、下から見上げたよりは歩きやすくなっていた。山頂が近づくと、急斜面の急登になった。登り初めと同じ石の露出した斜面であるが、その間の泥が濡れて滑りやすく、固定ロープを頼りに登ることになった。
 傾斜が緩むと、岩室の置かれた板額峰に到着する。壁の一面が開いているが、しっかりした岩室である。登山者もそう多くないコースに立派な岩室が整備されている理由が判らない。板額峰からは一旦下りになる。葉の落ちた季節なら、釣り尾根の先に聳える鳥坂を眺めることができるのだが、この季節は見晴らしは閉ざされていた。
 尾根をしばらく辿った後には、再び急登に変わり、最後は鳥坂山の山頂脇に登りつく。雲が多く、山頂からの眺めは閉ざされていた。9月に入ったもののまだ気温は高く、大汗を拭いながら小休止した。
 鳥坂山からは縦走路の歩きなり、歩きやすい道が続いた。ただ緩やかな下りが続き、下降点の黒中山の方が鳥坂山よりも僅かに高いことから、登り返しが必要になることが気になった。ユズリハの峰を過ぎると、道は良いものの、蜘蛛の巣を払いながらの歩きになった。この季節、この先の縦走路を歩くものは少ないようである。少し登り返して黒中山に到着。
 黒中山からの下りは、山頂直下が足元注意の痩せ尾根になっているが、その後は歩きやすい尾根道が続いている。落ち葉が積もって歩く者は少ないようだが、登山道はしっかりしており、急斜面には真新しいロープが固定されていた。このコースは、黒川中学校の体力養成コースとして整備されているようである。秋になったら、学校登山でも開催されるのだろうか。コースが左にカーブしていくようになると、麓は近い。最後に砂防ダムの工事道の法面の上に行き当たり、右手に曲がると道路に下り立つ。
 最後の整理体操と思いながら車道歩きを頑張って、胎内観音の駐車場に戻った。

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