要害山

要害山


【日時】 2019年8月24日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り時々雨

【山域】 朴坂山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名 
 のろし山・のろしやま・200m・なし・新潟県
 物見山・ものみやま・240m・なし・新潟県
 要害山・ようがいさん・281m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 村上/中条/坂町
【コース】 平林城跡より
【ガイド】 なし

【時間記録】 7:20 新潟=(R.7 経由)=9:10 平林城跡登山口―9:46 首切り清水―9:57 のろし山―10:17 物見山―10:25 要害山―10:42 首切り清水―11:10 平林城跡入口=(往路を戻る)=12:25 新潟
 飯豊連峰と朝日連峰を分かつ荒川の河口部に位置する神林村に、色部氏の居城であった平林城跡がある。平林城は、慶長3年(1598)上杉景勝の会津移封に伴って色部氏が会津金山城に移って廃城になったが、現在も土塁、堀などの跡が良く残され、国の史跡に指定されている。背後の丘陵地帯には、山城が築かれ、要害山(加護山古城跡)には、楼台(近世の天守閣)が置かれていたという。

 週の半ばから気温が下がって過ごしやすくなったが、秋雨前線が停滞して雨模様の日が続くようになった。この日も夜中に本降りの雨になったが、起きると雨は止んでいたので出かけようとすると雨が降り出してきて出発を断念した。朝食を取り終える頃には雨は止んで青空も広がるようになった。鳥坂山を登りに胎内の登山口に入ったが、朝食をとっているうちに、本降りの雨が始まった。この雨では鳥坂山への急登は無理ということで、傘をさしても登れる山として要害山に予定変更することにした。
 車での移動中、ワイパー全速の豪雨にあったが、平林城跡の駐車場に入ると、雨は止んだ。先回の際にも新しくトイレが造られていたが、さらに駐車場は舗装されて駐車場所を示す白線も引かれていた。
 四季を通じて歩いている登山道に進んだ。緩やかな登りが続くが、猛暑も和らいでおり、気持ちよく歩くことができた。首切り清水は、夏のためか水が枯れていた。ここでいつものようにのろし山に向かった。のろし山からは要害山の山頂を見上げることができたものの、海側の眺めは周囲の木に遮られていた。
 尾根通しに登っていき、物見山に到着すると本降りの雨が始まり、ザックカバーを取り付け、傘をさすことになった。日本海の海岸線に沿って広がる平野部の眺めもかすんでいた。要害山への登りの途中で一旦雨は止んだものの、山頂到着と同時に雨が降り出した。雷に会わないうちにと、すぐに下山に移ることになった。
 この日は、雨の中、なんとか山歩きを行ったということが、意義のあるものになった。

山行目次に戻る
表紙に戻る