たきがしら湿原

たきがしら湿原


【日時】 2019年8月4日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 御神楽岳周辺
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 たきがしら湿原・たきがしらしつげん・474m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/野沢/安座
【コース】 かもしか歩道
【ガイド】 新潟の山歩き50選(新潟日報事業社)

【時間記録】 6:10 新潟=(R.49、上川、七名 経由)=7:50 たきがしら湿原〜8:10 発―8:56 林道―9:43 たきがしら湿原=(往路を戻る)=11:40 新潟
 たきがしら湿原は、会越国境近くにあり、かつてはたきがしらという集落があったが昭和51年に全戸が集団移転し、その放棄田を自然公園として整備したものである。春から夏にかけて湿原の花を楽しめるのと同時に、かもしか歩道と呼ばれる遊歩道も整備されている。

 猛暑で山選びも難しくなっている。昨年の7月29日にたきがしら湿原を訪れて、コオニユリが満開であることを思い出し、再び出かけることにした。
 たきがしら湿原へのゲートは、8時半にならないと開かれないが、暑さで目が覚めたので少し早いが家を出た。ゲート前で朝食をとって待てばよいやと思ったのだが、到着と同時に管理の人がやってきてゲートを開けたので車を進めることができた。この管理の人は、下山時に会った時は湿原付近の草刈りを行っていたので、暑さが増すまでに少しでも仕事を進めておこうと、早出をしてきたようである。おかげで、こちらも朝のうちに山歩きを済ますことができた。
 たきがしら湿原の駐車場に入ると、アブが狂喜乱舞状態でガラス窓に打ち当たり、扉を開けることができない状態になった。エンジンを切って朝食をとっていると、10分ほど経つとアブも消え、歩き出す用意を行うことができた。虫よけスプレーをたっぷりとかけて、長袖シャツも着こんだ。また、麦わら帽子をかぶって暑さ対策にした。
 湿原は、期待通りにコオニユリの花でオレンジ色に染まっていた。花の撮影は後回しにして、カモシカ遊歩道に進んだ。遊歩道入り口からひと登りすると、ブナ林の美しい尾根歩きが続く。ファミリーコースといったところであるが、汗がしたたり落ちた。474mピークを越して緩やかに下っていくと、展望地が現れる。木々の葉が茂った夏でも、787.7mの無名峰は荒々しいスラブを見せていた。
 林道に下り立ち、学習の森コースは通行禁止のままであったので、林道を歩きをそのまま続けた。
 湿原に戻ってコオニユリの撮影を行った。これだけの群落はめったに見られないものだと思うのだが、他に観光客はおらず、草刈り機の音だけが聞こえるだけであった。私自身、たきがしら湿原に来るようになったのは2015年からで、あまり大きなことはいえないのだが、もう少し宣伝に力を入れても良いのではとも思う。

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