国上山

国上山


【日時】 2019年7月7日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 弥彦・角田山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 国上山・くがみやま・313.2m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 長岡/三条、弥彦/寺泊、弥彦
【コース】 酒呑童子神社より
【ガイド】 新・新潟ファミリー登山(新潟日報社)、新花の山旅(新潟日報社)

【時間記録】 5:40 新潟発=(R.402、野積大橋、国上入口 経由)=6:30 酒呑童子神社駐車場〜6:50 発―7:01 こもれび広場分岐―7:23 国上寺〜7:35 発―7:58 国上山〜8:05 発―8:50 こもれび広場下降点―9:01 こもれび広場分岐―9:11 酒呑童子神社駐車場=(往路を戻る)=10:20 新潟
 国上山は、角田山から弥彦山に連なる丘陵の西端にあって、その西の麓には信濃川から日本海に向かって大河津分水が切り開かれている。国上山には、良寛ゆかりの国上寺(こくじょうじ)があり、史跡巡りの観光で訪れる人も多い。また、酒呑童子はこの国上寺の稚児であったという伝説も残されている。低山ながら展望に優れ、ハイキングコースも良く整備されている。

 テレビのワイドショーで国上寺に飾られた「イケメン官能絵巻」が取り上げられ、賛否両論があってトラブルに発展していることを知った。この絵が依頼によって最近描かれたことは知っていたが、襖絵のように室内に飾られているものと思っていたのだが、本堂の壁に置かれていることを知り、それならば国上山登山に合わせて見物しようと出かけた。
 道の駅国上の奥の酒呑童子神社駐車場に入ると、早い時間にもかかわらず10台ほどの車が停められていた。酒呑童子神社の塔の脇から登山道が始まっているが、歩き始めはトラバース気味に直線的に登っていく道が続き、早くも息があらくなった。枝尾根の横断部が下山に使うこもれび広場経由のコースであるが、そのまま直進する。一旦下りになり、落ち葉の具合から歩く者は少なく、多くはこもれび広場の方に進んでいるようであった。小さな沢を横断して登りに転ずると車道に飛び出す。車道を横断した先の東参道を登っていくと、国上寺の駐車場に到着する。早くも観光客が訪れていた。
 国上寺の境内に入ると、本堂が正面に見えてくるが、その壁にうわさの「イケメン官能絵巻」が置かれていた。本堂の四面に絵が飾られているので、一周して見物した。批判の理由になっている入浴場面の絵は、本堂の裏手のあまり目立たない場所に置かれていた。絵の印象としては、芸術性は感じられず、ボーイズラブの女性用漫画としか見えなかった。話題作りが目的としか思えず、これならば高橋留美子や魔夜峰央といった新潟縁の漫画家に描いてもらいたかった。
 目的はこの絵であったが、一応登山もしておかなければと国上山の山頂を目指した。大汗をかいて到着した山頂では、心地よい風が吹き抜けていた。山頂には数人がいるだけの静かな山であった。稚児道めざして下っていくと、結構多くの登山者とすれ違うようになった。稚児道の途中からこもれび広場に向かい、山を下った。

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