護摩堂山

護摩堂山


【日時】 2019年6月29日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 新津丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 護摩堂山・ごまどうやま・271m・なし(268.3m・一等三角点補点)・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/矢代田
【コース】 裏山コースからカントリーコースへ
【ガイ】 なし

【時間記録】 6:40 新潟発=(R.49、茅野山、R.403、矢代田、林道長峰線 経由)=7:10 大沢公園〜7:37 発―7:50 登山口―8:30 護摩堂山〜8:45 発―8:55 一等三角点―9:16 カントリークラブコース入口―9:44 登山口―9:57 大沢公園=(往路を戻る)=11:00 新潟
 新潟平野の内陸部の縁に沿った、新津、加茂、五泉の中間に広がる丘陵地を、新津丘陵と呼ぶ。この新津丘陵では、一等三角点も置かれている護摩堂山がハイキングの山として親しまれている。この山には、かつて山城が置かれ、南北朝時代(14世紀)には戦いの場になったと伝えられている。応永の大乱(1423年)では、中条町に拠点を持つ武将中条房資が一族を護摩堂山の要害に分勢し、田上原で守護代の長尾邦景と戦ったという。現在では、本丸跡、お屋敷跡、矢場、空堀跡等の遺構が残されている。山頂一帯にはあじさい園が設けられ、この花の時期は特に賑わう。

 梅雨入り本番で、天気が持つのは午前中のよう。中国旅行の疲れもあるので、この時期恒例の護摩堂山に出かけることにした。護摩堂山へは幾つものコースが考えられるが、静かな山歩きができる裏山コースからカントリーコースへ周回することにした。
 大沢公園の駐車場に入って様子を見ると、草は前日の雨で濡れていたので、長靴を履くことにした。林道を護摩堂山方面にしばらく歩いていくと、林道が沢向こうに延びており、ここが周回コースの入り口になる。
 橋を渡った所で枝沢に下って、徒渉して尾根に取りつく。ロープも掛けられた急登が始まり、標高差90mほどを一気に登ることになる。ここを越すと、多少のアップダウンがあるものの、歩きやすい尾根道が続くようになる。杉林の間に雑木林も断続的に表れて、山奥の気分を味わうことができる。
 あじさい園に登りつき、カメラを取り出して、花の撮影の足を止めることになった。盛りは少し過ぎていたが、雨上がり後のアジサイは瑞々しく美しかった。早くも大勢が登ってきていた。本丸広場からは、弥彦山と角田山の眺めが広がっていた。
 一等三角点経由で下山したが、登山道が濡れて滑りやすくなっており、急坂の下りで尻もちをついてしまった。一旦メインコースに出てからカントリーコースに入ると、再び人に出会わなくなった。このコースもほとんど知られていないようだが、ロープや木の段々など充分な整備が施されている。
 林道歩きの途中では、この日は護摩堂山方面に歩いていく者と多くすれ違った。駐車場に戻ると満車状態になっていた。護摩堂山は、湯田上温泉方面からのコースがメインであるが、車も通れる道を歩くことになって、ファミリー登山には良いが、登山としては物足りない。大沢公園方面からのコースが今後多く利用されるようになるのではないだろうか。

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