焼峰山

焼峰山


【日時】 2019年6月1日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 飯豊連峰前衛
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 焼峰山・やけみねやま・1085.8m・二等三角点・新潟県
 焼峰の頭・やけみねのかっち・1104m・無し・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川、新発田/東赤谷、上赤谷
【コース】 滝谷登山口より
【ガイド】 分県登山ガイド「新潟県の山」(山と渓谷社)、新・にいがたファミリー登山(新潟日報事業社)、山と高原地図「飯豊」(昭文社)

【時間記録】 5:35 新潟=(R.7、新発田、上赤谷 経由)=6:30 駐車場〜6:50 発―6:58 滝谷登山口―7:57 うぐいす平―8:54 清水釜―9:12 修蔵峰―9:41 焼峰山―9:57 焼峰の頭〜10:05 発―10:18 焼峰山〜10:28 発―10:48 修蔵峰―11:00 清水釜―11:40 うぐいす平―12:27 滝谷登山口―12:31 駐車場=(往路を戻る)=13:40 新潟
 焼峰山は、飯豊連峰から流れ出る加治川と内の倉川に挟まれて聳える飯豊前衛の山である。信仰の対象とはならなかったようであるが、麓の上赤谷付近からの眺めでは、その険しい山容はひと際目を引くものとなっている。滝谷と加治川治水ダムから登山道が開かれており、日帰り登山の山として親しまれている。

 焼峰山に出かけたが、先回登ったのは2008年5月なので、かなり時間が経っている。山頂から飯豊の展望が広がり、家からも近いにもかかわらず登る回数が少ないのは、登山口への林道幅が狭く、車のすれ違いが困難なのが主な原因である。
 駐車場も5台ほどと狭いことから、早目に家を出た。滝谷の集落の奥の林道入り口には、焼峰山の案内板が置かれている。林道は舗装されているが、車一台分が板のように続いており、その脇が切り落ちている所が多い。登山口の前を通り過ぎて250mほど先に空き地があり、ここが登山者用駐車場になる。先行者はいなかった。
 登山口には、登山届のポストがあるので記入していると、車二台がやってきた。登山口からは、杉林の中の緩やかな登りが続く。山仕事に昔から使われてきた道なのか、一気に高度を上げるようなことはせず、トラバースしてピークは巻くように道は続いていた。いつしか新緑が美しい雑木林に変わり、尾根上に出たところでうぐいす平の標識が現れた。  うぐいす平の先で急登が始まり、ロープもかかる岩場が何か所も現れるようになった。標高768m点まで上がると、その先は痩せ尾根の歩きになった。まだ高い焼峰山の山頂や南の谷向こうに延びる棚橋山、馬ノ髪山、俎倉山、蒜場山の稜線の眺めも広がり、気分も高まった。ただ、岩場のトラバースもあり足元に注意が必要な所も現れた。
 再び尾根が広がって急登に転じると清水窯の水場が現れた。小広場のパイプの水は出ていなかったが、登山道脇のパイプから水が流れ出ていた。ただ、登山道脇に流れている流れを集めているだけで、水を汲んでみると枯葉のゴミが混じっていた。昨日に雨が降ったので水量も多かったが、この水場は期待しない方が良さそうである。
 この広場からはもうひと頑張りで、慰霊碑の置かれた修蔵峰に到着した。ピラミッド型をした焼峰山の山頂も近づいてきていたが、まだ高かった。ひと息入れてから先に進んだ。尾根を左に左に外してトラバース気味に登っていくと、残雪が消えたばかりの崩壊地の横断が現れた。先回は、ここの残雪の横断には緊張したが、今回は問題なく通過できた。沢沿いの残雪はまだ残っていたが、直登僅かで尾根沿いに戻ることができた。
 再び急坂を頑張り、溝状の窪地を通過すると焼峰山の山頂に到着した。周囲の展望が広がっているが、尾根の先の焼峰の頭がそう遠くない距離に見えていた。誘われるように焼峰の頭に向かって進んだ。痩せ尾根を進んで山頂下まで進むと、その先は泥斜面で足場の乏しい急坂をロープ頼りに登ることになった。下りの際はロープ頼りにバックステップで下る必要があった。
 焼峰の頭の山頂は、焼峰山よりも展望が開けており、登りの途中で見えていた棚橋山、馬ノ髪山、俎倉山、蒜場山に加えて二王子岳や飯豊の眺めが広がっていた。ただ、天気予報では晴のはずだったが、雲が多くて飯豊の主稜線が隠されていたのは残念であった。
 焼峰山の山頂に戻った所で休んでから下りを頑張ることになった。駐車場に戻ると、車六台で満車状態になっていた。
山行目次に戻る
表紙に戻る