楢山峠

楢山峠


【日時】 2019年5月19日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 加茂丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 楢山峠・ならやまとうげ・301.0m・二等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/加茂/森町
【コース】 梅野俣より
【ガイド】 無し

【時間記録】 5:45 新潟=(R.49、R.403、加茂、R.290、下田、梨ノ木峠 経由)=6:45 梅野俣〜7:15 発―7:37 楢山口―7:58 山の神―8:07 三角点―8:18 山の神―9:01 真平口―9:13 梅野俣=(往路を戻る)=10:45 新潟
 楢山峠は、栃尾の梅野俣から下田の楢山に通ずる旧道の峠である。下田側はゴルフ場で道は失われているが、梅野俣からハイキングコースとして整備されて、春と秋の二回トレッキングイベントが開催されている。

 前日に続き、軽い山歩きのために楢山峠に出かけた。先回訪れた際に山の神から西側に刈払いが行われて歩けるようになっていたが、GPSに301.0m二等三角点(点名楢山峠)の位置を入れていなかったため、三角点を見つけていなかったのが心残りになっていた。
 梅野俣集落の入り口に空き地があるが、集落の奥に進んでいくと登山者用駐車場が設けられている。ここにはハイキングコースの案内板が置かれており、楢山口と真平口の分岐になる。ただ、駐車場の入り口が狭いのが難点である。
 いつも通り時計周りに歩くことにして、楢山口に向かった。谷間に続く農道の歩きがしばらく続く。田植えが行われた田んぼもあるが、多くは廃田になっていた。谷奥でコースを右に変えると登り坂となり、登山道の開始部になる楢山口に到着する。登山道は幅広で良く整備されているが、泥の表面に苔がついて歩くものは少ないようであった。
 つづら折りの登りを続けていくと、ヒメサユリの蕾が現れ、花を探しながら歩いていると開いた花も見つけることができた。今年最初のヒメサユリの花になった。崩壊地を横断すると、ひと登りで山の神の置かれた最高点に到着する。広場の片隅にはツリーハウスも設けられていた。新しく「愛宕地蔵のお話」と「歴史とロマンの楢山峠」の説明板も設けられていた。楢山峠は、蒲原地方への往来に大切な道で、河合継之助も戊辰戦争の攻防の際に、この道を使ったらしいと説明されていた。
 今日の目的である三角点探しに向かうことにした。T字路を西に向かうと、ゴルフ場の施設が現れ、道は右にカーブする。ここで藪に入りGPSの指標を頼りに探すと、三角点を見つけることができた。周囲を刈払った様子はなく、笹原の中で見つけにくい三角点であった。この三角点の点名は「楢山峠」でもあり、山の神の位置よりも高いことから、この三角点の位置をハイキングコース上の山頂としたい。
 山の神に戻り、東への道に進んだ。緩やかな尾根道で、新緑を楽しみながらの歩きになった。途中の展望地からは守門岳の眺めが開けて、足を停めて眺めることになった。季節は進んでいるが、いまだ豊富な残雪をまとっていた。
 252点の手前で、尾根の下降が始まる。旧道の道型は残されているものの、252点方向は藪に覆われていた。緩やかに下っていくと、杉の植林地が広がる台地状の真平に出る。ここからもうひと下りすると真平口に下り立ち、後は農道歩きで駐車場に戻ることになる。

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