菩提寺山

菩提寺山


【日時】 2019年5月5日(日) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 晴

【山域】 新津丘陵
【山名・よみ・標高・三角点・県名】
 菩提寺山・ぼだいじやま・248.4m・三等三角点・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/新津/矢代田、村松
【コース】 石油の里からの周回
【ガイド】 なし

【時間記録】 5:55 新潟発=(R.49、亀田、R.403、白根安田線、金津 経由)=6:25 石油の里〜6:45 発―7:17 尾根上十字路―7:22 旧ぶどう園登山口―7:48 菩提寺山―8:29 堀出神社脇登山口―8:40 石油の里=(往路を戻る)=9:20 新潟
 新潟平野の内陸部の縁に沿った、新津、加茂、五泉の中間に広がる丘陵地を、新津丘陵と呼ぶ。新津丘陵では、一等三角点も置かれている護摩堂山が良く知られているが、最近では、菩提寺山や高立山もハイキングの山として、訪れるハイカーが多くなっている。菩提寺山は、新津、小須戸、五泉の境界に位置しているが、それぞれ、石油の里、大沢公園、門前からの各登山道が整備されている。

 連休中の道路の混雑がいやで、今日は軽い山歩きで済ますことにした。菩提寺山、高立山、護摩堂山の山塊は、非公式な登山道が次々に開かれて、歩くのが追い付いていない。最近の課題と思っていたのは、石油の里から中央コースの西側の谷間に延びる林道経由で登るコースであった。
 連日の山のために早朝に目が覚めて、そのまま山に出かけた。石油の里から林道に進むと、すぐに西側の尾根道への登山道が分かれるが、そのまま直進する。右手の沢向こうには耕作放棄地が広がっていた。舗装道路を進んでいくと、斜めになった地層が露出しており、「石油のしみ出る地層」の説明板が置かれていた。足を停めて地層を見学した。ここには広場が設けられて、石油関係の見学コースの一部になっているようであるが、この林道に車が入り込んでいくのを見たことはない。この先は未舗装になり、枝沢を大きく巻いた先で「大地の傷あと(断層)を観察しよう」と題された説明板が置かれていた。地層を良くみると、確かにズレているのを確認することができた。
 この先は山道に変わったが、予想に反して、泥には多くの足跡が付けられて、歩くものは多いことが判った。杉林の中、沢の右岸沿いに緩やかに登っていったが、倒木が目立った。沢が滝状になっている所は泥斜面に作られたステップをひと登りして越し、緩やかに右手に方向を変えると、沢の源頭の窪地にそっての登りになった。竹林が現れると、パイプから水が流れ出ている水場に出た。
 水場からはひと登りで尾根上に出ることができた。十字路になっており、左折すればいつも歩いている菩提寺山へのコースになるが、はっきりした道が直進して下っていた。どのように続いているか確かめるため、直進して緩やかに下っていくと、杉林の向こうに建物が見えてきた。僅かな下りで旧ぶどう園コースに飛び出し、分岐のすぐ下が、トイレも設けられた車道終点広場であった。
 この後は、ぶどう園コースを使って菩提寺山の山頂を目指すことになった。このコースは、水の無い窪地を緩やかに登っていく道が続き、ピークの乗り越しや階段登りが無く、菩提寺山への全コース中で最も楽といえる。できるだけ歩いていないコースということで、山頂手前で大沢公園からの登山道に出ると、すぐ先で菩提寺山の山頂に到着した。昨日と違って春霞みが出ており、五頭山塊や菅名山塊はもやっていた。
 下りは中央コースへ進んだ。連日の晴のため、丸太階段も乾いており、快調に下ることができた。
 石油の里の園地内に入ったところでトラバース道に入ると、炭焼き施設なのか小屋があり、尾根の下りが始まった。歩いたことのない道で、どこに下り立つのかという興味で先に進んだ。結局、堀出神社の西側の谷間に下り立った。この登山口を利用する登山者はめったにいそうもない。この登山口からは、車道歩き僅かで石油の里の駐車場に戻ることができた。

山行目次に戻る
表紙に戻る