宝珠山

宝珠山


【日時】 2019年4月6日(土) 日帰り
【メンバー】 単独行
【天候】 曇り

【山域】 五頭山塊
【山名・よみ・標高・三角点・県名】 
 赤松城山・あかまつしろやま・337m・なし・新潟県
 赤松山・あかまつやま・370m。なし・新潟県
 虚空蔵山・こくぞうやま・440.5m・三等三角点・新潟県
 丸山小富士・まるやまこふじ・540m・なし・新潟県
 八咫柄山・やたがらやま・540m・なし・新潟県
 宝珠山・ほうじゅさん・559m・なし・新潟県
【地形図 20万/5万/2.5万】 新潟/津川/馬下、出湯
【コース】 赤松山森林公園より
【ガイド】 新にいがた花の山旅(新潟日報事業社)

【時間記録】 6:13 新潟発=(R.49、安田、R.290 経由)=6:55 赤松山森林公園〜7:13 発―7:31 鉄塔―7:58 赤松城山―8:05 赤松山―8:53 八咫柄山―9:01 宝珠山〜9:14 発―9:22 八咫柄山―9:58 赤松山―10:04 赤松城山―10:08 鉄塔―10:34 赤松山森林公園=(往路を戻る)=11:30 新潟
 五頭連峰は、加治川と阿賀野川の間の南北20kmにわたって連なるが、阿賀野川に落込む南端にある山が宝珠山である。宝珠山は、軽い日帰り登山の山として人気が高いが、最近、宝珠山から菱ヶ岳の間の縦走路が整備されたことによって、南部における入口の山として重要性が増している。宝珠山へは、草水から大山を経由するコースが一般に用いられてきたが、現在は閉鎖され、赤松山森林公園あるいは、平成十二年五月に開かれた石間からのコースの二つが利用できる。

 福島県境の山を登ろうと車を走らせたものの、黄砂によって五頭や菅名も見えない状態で登山の意欲を失った。他の山を考え、R.49から近い赤松山森林公園から宝珠山を登ることにした。宝珠山は度々登っているが、最近は大蛇山と結んだ周回コースか石間コースからで、赤松山森林公園からは2011年9月以来となる。
 赤松山森林公園に入って坂を上がっていくと、公園内の遊歩道の案内板が置かれており、その前に駐車スペースがある。
 遊歩道に進むと、宝珠山への案内標識が置かれており、これはどんぐり坂から山伏の道に進んで送電線鉄塔へ登ることになる。そのまま野武士坂に進み、尾根上に出たところで送電線鉄塔への道に進んだ。
 送電線鉄塔直前は急坂になり、海外旅行で登山の間があいて体がなまったのか、息が切れた。鉄塔下からの眺めでは、新潟平野は黄砂でもやっており、弥彦・角田山は見えなくなっていた。
 送電線鉄塔の先はしばらく緩やかな尾根を歩きが続き、林道を横断した後は尾根上に出るまで急な登りになる。赤松城山を過ぎる頃には体も慣れてきたのか、足も楽になってきた。登山道に何かいるかと思ったらカモシカであった。カメラを取り出してもじっとしてこちらを見ているだけであった。撮影しながら少しずつ近づいていくと、5mほどの距離に接近したところでようやく脇の藪に逃げ込んだ。ただ、そこからこちらを見続けていおり、警戒心は無いようであった。
 小さなピークを越していくと、丸山小富士の岩部に到着する。この岩場も脇に踏み跡がついたりして以前よりも歩きやすくなってきている。展望が開け五頭や菅名、新潟平野の眺めが広がるが、黄砂でもやっているのは残念であった。
 八咫柄山からの下りでようやく登山道上に雪が現れたが、雪融け水でぬかるんでいる泥道よりも雪の上の方が歩きやすかった。登りに転じて岩を足場に急坂を登り詰めると宝珠山の山頂に到着した。入れ違いに二人連れが大蛇山への縦走路に進んでいった。縦走路の先を眺めると、大蛇山付近からは雪道になりそうであった。
 ひと休みの後に下山に移ったが、途中で単独行二人とすれ違った。五頭山と比べると、宝珠山の登山者は少ない。
 送電線鉄塔からは、山伏の道からどんぐり坂へ進んだが、登山道わきにはナガハシスミレが花盛りであった。

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